Leftyのグリス
2009年11月29日 コメントをどうぞ
Leftyに限らず、キャノンデールのヘッドショックはニードルベアリングを使うことで有名ですね。
MTBのフロントサスはテレスコが主流になって久しいですが、黎明期は色々な構造が提案されてたので見ているだけでも面白かったんですが。
アンプやガーミンのリンクサスもなくなったし、ヘッドショックは唯一生き残った独自構造系かもしれません。
コーナリング中にフォークがたわんでも動く、アウターとインナーの間のスキマを極小化できるのでねじれ剛性に優れるとメーカーが言う反面、
すぐに錆びるからクソとか言われます。
まあ、ニードルベアリングは良くも悪くもヘッドショックのアイデンティティ。趣味性は高いとは思います。
が、やはり結構手間が掛かるんですよ。
ベアリング位置がズレてくるからリセットしろとか、走るたびにスライダーのグリスアップしろとか、マニュアルには言いたい放題書いてあります。
このグリスアップね、ヘッドショックの宿命ですね。
構造上、ベアリングがグリスを拭き取ってしまうので、頻繁なグリスアップが必要になります。
しかもグリスの性格次第で動きが激変するので、初代Leftyの頃は色々なグリスを試しました。
デュラグリスに始まり、スリックハニーやら怪しいリチウムグリスやら、どれも決め手に欠けてました。
流れ落ちを嫌って硬いグリス使うとフリクションダンパーになってしまうし。
デュラグリスなんて最悪でした(笑
が、やっと良いグリス見つけました。
ロイヤルパープルのUltra Performance Grease NLGI#2です。
何てことはない、Rizeのマニュアルに"We assemble folks at our factory using Royal Purple Ultra Performance Grease NLGI#2"と書いてあるやつ。
日本国内ではあまり出回っていないようですが、ネットで見つけて使ってみました。
いままでのグリスは全て一回ストロークさせるとワイプされてしまったんですが、これは落ちません。
塗布して20kmくらい走ってきましたが、べっとり残ってます。
これが今までできなかったんですよね。
粘着性が高いのに硬くないので、ストロークフィールもかなり向上します。
量と価格を見る限りはデュラグリスと大差ないし、ヘッドショックユーザは試してみてはいかが?
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