SCOTTに負けちゃいけない

日本の輪界が狭いとはよく言われるけど、世界でも狭いみたいだ(笑。

老舗ブランド、SCOTT

キャノンデールとはただならぬ因縁があるんだよね。

SCOTTって堅実なイメージだったけど、最近ずいぶん華やかになった気がする。

2009年にニノ・シューターが世界チャンピオンになったのは大きいだろうね。

 

ついでに伝統あるロゴもスマートなものに変えた。カッコいいよね。

何より、自転車自体のプレゼンスが凄く向上したと思うんだ。

昔もエンドルフィンプロジェクトとかやった時期はあるにせよ、基本的には堅実なイメージで、キャノンデールのような強烈なアクのあるブランドではなかった。

でも、今のSCOTTを眺めると、突き詰めたレーサーの毒とか色気をすごく感じるんだよね。

←このMTB、SCOTTのカーボンハードテイル、 Scale 899

フレーム重量は驚愕の899g、それがそのままモデル名という男らしさで、BB30仕様。

チェーンステイとシートステイは一体のカーボンチューブで、往年のYETI ARCを彷彿とさせる頑丈そうな構造。

衝撃吸収機能「SDS」を備え、SRAM XXコンポで7.8kgに抑えた完成車価格は128万円

ひえ~。

←我らがキャノンデール、Flash Carbon Ultimate

 “a mountain bike hardtail that weighed less than 1000g”とあるから、負けてるね(笑。

2011年は法線方向の衝撃に弱いカーボンの弱点を日本製の軍用レベル繊維で強化し、バリスティックと銘打つ。

衝撃吸収機能「SAVE」を備え、当然BB30仕様。

こちらも同じくSRAM XXに、高価な自社製LeftyCarbonとSLクランク付きで完成車110万円!。

Scale 899を見た後だと安い気がしてくるから怖い(笑。

どちらもトップレンジのロードフレームと変わらないフレーム重量だよね。

一般ライダーが長く付き合うには疑問符がつくほど突き詰めたMTBだけど、まあ選手は欲しがると思う。

でもな~、キャノンデールが軽さで負けるのはやっぱ面白くないよ(笑

この2台、単なる競合車種ではないんだけど、その話はまた今度。

←SCOTT変革の黒幕はこの人。

SCOTT USAのGM、Mr.スコット・モンゴメリー。

へえ、若そう・・・・。

ん?モンゴメリー???

なんとこの人、キャノンデール創業者であるジョー・モンゴメリー氏の息子さん。

LinkedInでご本人も書いてる通り、元キャノンデール副社長。

倒産騒ぎで退陣した経営陣の一人で、直後にSCOTTが引き抜いたようだね。

親父さんはワンマンだったみたいだけど、この人は手腕に定評ある経営者だったようで、SCOTT関係者からも歓迎されたとか。

キャノンデールの御曹司がSCOTTにいると知ったのは最近なんだけど、本当に驚いた。

往年の常勝チーム、ボルボ・キャノンデールのボスだからね!

SCOTTも一度はボロボロになって、今はスイスの会社になって蘇った。

その自転車部門復活の担い手が元キャノンデール副社長とはね~。

最強のXCOライダー、ジュリアン・アブサロンも負かして2009世界選を勝ち、2010世界選でもマーヤ・ブロジェゾフスカ(Maja Wloszczowska)が女子チャンピオン獲得。

恐らく来年もSCOTTはアルカンシェルで走ることになるわけで、まさに往年のボルボチームを見る思い。

SCOTTとニノ、マーヤをトップに導いてボルボチームの再現を果たし、営業的にも今のヨーロッパでの売り上げはNo.1だとか。

SCOTTに親父さんは関係ないし、ただの御曹司でなく凄腕なんだな。

表向きはビジネスライクな人みたいだけど、ドレル傘下のキャノンデールには何があっても負けたくないだろうね(笑

自他共に認めるキャノラーとしては、来年のワールドカップも当然キャノンデールを応援するよ。当たり前だよ。

けど、キャノラーだけに創業家の血筋も気になるわけだよ(笑

昔憧れたボルボ・キャノンデールのイメージはこの人が仕掛けたものだし、Leftyの言いだしっぺはこの人の親父だ。

その意味では、今のSCOTTを見てピンと来るのも納得できてしまった自分がいる(笑。

倒産しようがボルボじゃなくなろうが、キャノンデールを追い続けてきた身としては、やっぱりキャノンデールにはトップに君臨して欲しいんだよね。

2010年はアルカンシェルを着たニノ・シューターの方がどうしたって露出は多かったし、無敵時代のキャノンデールを知る身としては一抹の寂しさもあった。

キャノンデールも2008年にロエル・パウリッセンがマラソンで世界選取ったけど、どうしてもXCOより地味な扱いなんだよね。

オリンピックという舞台を持つXCOはやっぱり花形種目みたいで。

Scott Swiss Powerは来年も若いニノ・シューターを擁して走るし、ジュニアでもトーマス・フリシュクネヒトの息子にトップレベルの経験を積ませ、次世代を見据える余裕っぷり。

それに監督は鉄人トーマス・フリシュクネヒト!ティンカーのライバルだ(笑

Cannondale Factory Racingもみんなナショナルチャンピオンクラスだし、実力はあると思っているんだけど・・・。

今年の連中が来年もCFRで走るのかは判らないけど、どうしてもボルボ時代の夢(=世界選常勝)を見てしまう自分がいる。

もう一頑張りして、XCOでのキャノンデールのプレゼンスをもっともっと上げて欲しいものだね!

ティンカーがプレイングマネジャーとかやれば、SCOTTとの対決もかなり盛り上がるんだけどな??(笑

広告

12 Responses to SCOTTに負けちゃいけない

  1. NOBRAND says:

    >Motoさん

    こんばんは!
    GT5、私は画像みるだけで満足しちゃいそうですね(笑
    車の世界、特にレースの世界はこういう話一杯ありますよね。
    F1なんて、車の設計者の移籍情報まで報じられますもんね(笑

    MotoさんもkomezouさんもTREKでいらっしゃいますから、TREKとも何か探してみますよ(笑
    狭い輪界、きっと何かありますよ(笑

  2. Moto says:

    かなりマニアックな深い話のようですが、こういう裏事情を知っていると自転車ライフもより楽しくなりますねぇ~ 私は最近GT5に嵌っていてテレビの前で座っている時間が長いのですが、車の解説を見ていて知らなかったことが沢山出てきて勉強になりました。例えばフィオラバンティがピニンファリーナの右腕だったとか・・・ 知識はあればあるだけ楽しみが増えます。荷物にも重量増にもならないしね~!

  3. NOBRAND says:

    >あっきさん

    日本の事情は世界とは全く違うようで、SCOTTは凄い勢いあるみたいですよ。

    Scale899もそうですが、スコットチームはタイヤがチューブラーなんですよ。
    MTBにチューブラーってのも凄いけど、リッチーのカスタムメイドタイヤという気合の入れようです。
    ここまでやるかという感じですね。
    キャノンデール、気合負けしないでもらいたいですね!
    私もキャノラー続けてますが、ミーハーですからね。
    油断したらすぐに乗り換えますから(笑

  4. NOBRAND says:

    >イシムさん

    学校の勉強しなかったから入る場所があったんだと思うよ(笑
    イシムさんが新入社員でヒーヒー言ってる頃に、オレはキャノンデールを学んだ(笑
    誰もついてこないのは寂しいよ。
    付いてきてね~(笑

  5. NOBRAND says:

    >ロッシさん

    こんばんは!
    もはや走ってもいない、単なるヲタブログに成り果てています(笑
    ロッシさんは元気に走られていますね~。
    私も年明けから復活したいと思っています。

    エタップドツールの動画、カッコいいですよね!
    音楽がラスト・サムライ風なのもまた良し!

  6. NOBRAND says:

    >bellちゃん

    海外の記事は日本より生々しいね。
    オレなんかより凄い人はもっと一杯いるよ~。

    キャノンデールの仕事って、オレみたいなのは邪魔だと思うよ。
    ブランド商売に長けた人の方がいいよね、絶対。

    ドレルになってから、確かに優等生なんだよね。
    モンゴメリ時代は人間臭くて面白かった(笑
    そのうちヘリコプターとかヨットとか作ればいいのにと思ってたし(笑

    スコットとキャノンデール、チーム編成も真逆の考え方みたいだね。
    ワールドカップを楽しむには、なかなか面白い対決だと思います(笑

  7. NOBRAND says:

    >マナブさん

    スコット、確かに藤沢のビックカメラに置いてありましたね(笑。
    元々はスキーのストックで有名なメーカーじゃないですか(笑。
    ツールにも出ていますよ。

    選手の名前、女子選手特集やれば覚えてくれますか?(笑
    最近の女子XC選手は非常にけしからんグラビア撮ってますからね(笑

  8. あっき says:

    MTB&パーツカタログ2010を見て、あぁ・・・SCOTTも終わったなぁ・・・とか、
    勝手に思ってたのですが、ところがドッコい!、以前このフレームの記事を見て、
    お!?何?そんなフレーム作ってたんだ!?って、正直ビックリしました。

    キャノと、そういう因縁があると知って、尚驚きです!!

    キャノ好きとしては、ドコにも&何にも負けて欲しくないですね!!

  9. イシム says:

    さすが長いキャノ歴!
    よくもすらすらとでてきますね~。凄い!!
    深すぎて
    だれ~もついていけないくらいまで掘り下げちゃいましょう(笑)
    楽しみにしてます♪

  10. DWロッシ says:

    こんにちは。
    このブログの大ファンです!この間のL’Etape du Tour 2011 -のビデオ、
    毎日見て気合い入れて坂練習しています。

    で、この話しもとても勉強になりました。キャノに次ぐ愛情注ぐブランドは
    スコットですね!カベンディッシュも愛してあげますか(笑)。

  11. bellmother says:

    しかしキャノンデールマニアだなぁ(笑)。
    NOBRANDさん、キャノンデールの広報にした方がキャノの普及早い気がするのは気のせい?
    個人的にはドレル参加になってからのキャノは商業色が強くなった気がします。
    存続出来なければ意味がないし商売なので当然といえば当然ですがユーザーに有形無形の夢も
    持たせて欲しいですよね。
    常勝軍団になって欲しいしグラシアにも戻って欲しいしDHマシンも再発して欲しい。
    NOBRANDさん転職、どうですか(笑)?

  12. マナブ says:

    いやぁ・・・またしても勉強になりました。
    スコットってビックカメラとかに売ってる廉価モデルのメーカーだと思っていました・・・
    すいません!大きな勘違いでした・・・・・
    しかし、NOBRANDさんは外国人の名前に強いよね・・・
    いままでこのブログ上で、たくさんの人の名前が出てきたけど、
    いまだに一人も覚えられていません・・・

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。