競争しないキャノンデール

往年のキャノンデールのカタログをPDFにして公開しているWebサイト、Vintage Cannondale

キャノンデールとの付き合いが長い人にとっては宝箱のようなサイトですね(^^)

オレが初めてキャノンデールを目にした1994年のカタログももちろんある。

このカタログ、写真館で撮ったような写真が一杯並んでいて、国産メーカーのカタログとは完全に別世界だった。

当時のトレックのカタログもこんな雰囲気だったけど、キャノンデールは英語版しかなかったので、尚のことそれを感じたんだ。

キャノンデールがイメージチェンジをしてきた様子は、90年代のカタログを見るとよくわかる。

これは93年のカタログ。

自動車メーカーのイメージショットのようなオーセンティックな雰囲気。

94年はレーサーが表紙になっているけれど、中はまだまだオーセンティックな雰囲気の装丁。

94年はボルボチームのデビューイヤーながら、彼らはまだカタログには登場しない。

まだ活躍してないからね。

そして94年シーズンに大活躍した結果、95年のカタログはこのようになる。

表紙も中身もボルボ・キャノンデールだらけ。

写っているのはこんな人たち。

前列左から、マイルス・ロックウエル(DH)、アリソン・サイダー(XC)、ミッシー・ジォーヴィ(DH)

後列左から、ティンカー・ウォレス(XC)、サラ・エリス(XC)、マーク・ガリクソン(XC)、フランク・ローマン(DH)

その後、サエコ・キャノンデールが加わるとさらにドドンとレーシング色が強く打ち出されていく。

97年のカタログは、ボルボのミッシー、サエコのチッポリーニと、キャノンデール史上最もキャラの立ったお2人が表紙(笑

2012年の今、イヴァン・バッソやフミックたちに系譜が続いている。

94年のカタログは、初めて見ただけに強く印象に残っている。

もちろん、SuperVは目についた。

真っ赤なボルボチーム以降、派手なイメージを与えられるようになったけれども、最初はこんな雰囲気で登場したのです。

変わっているけど、どこかスマートというか優雅というか。

レーサーというよりは超高級自転車の趣。

マドンナが乗っているとか、ノルディックスキーの荻原健司がトレーニングで乗っているとかって話もあった。

ホントかウソか知らないけれど、この雰囲気ならそういうセレブな話が聞こえてきてもおかしくないでしょ?

友人と「こんなの誰が買うんだろうねえ」などと話していたくらい、雲の上の存在。

当時、創業者のジョー・モンゴメリーは、

大量生産に興味はない。自転車のフェラーリになりたい。

と豪語していたらしい。

なるほど納得(笑。

そもそも、オレがキャノンデールに憧れたのはボルボチームがあったからじゃないんだ。

この時代のオーセンティックな雰囲気に憧れたんだよ。

見るもの全てに「特別な自転車」と思わせるプレゼンテーションの罠に、若き日のオレもまんまとハマっておりましたよ(笑。

この頃のキャノンデールのバイクでいつも楽しみだったのが、実はツーリング車や街乗り車といった非競争車。

今で言えば、BadBoyやQuick、Hooliganといった車種がいるカテゴリーだね。

MTBやロードはチームレプリカを頂点にした構成だから、ある程度予想が付くでしょ?

キャノンデールはそもそもツーリングの世界から始まったブランド。

それだけにツーリング車や街乗り車はとても凝った作りをしていて、いつも変わったネタを出してきた。

ヨーロッパや日本のそれとは全く違う独特の雰囲気があって、それを見るだけでも楽しかったんだ。

個人的に一番印象にあるのがこれ、94年型C2000。

泥除けはベンドさせた木製という凝ったもの。

そして王道のツーリング車になるとこうなる。

所謂ランドナーだけども、ヨーロッパの典型的なそれとは違った垢抜けた雰囲気がある。

伝統的なジャンルのバイクだけに、これが当時のキャノンデールの存在感をよく示しているように思うのはオレだけか?

以来、モスグリーンのキャノンデール製ツーリング車は、今でも憧れ。

2012年、キャノンデールはヨーロッパで電動バイクをラインナップしている。

この自転車が漂わせる雰囲気に、オレとしては最もキャノンデールらしさを感じるわけです(笑。

広告

2 Responses to 競争しないキャノンデール

  1. NOBRAND says:

    DoMさん

    ねえ、見つけたときは嬉しかったね~。
    当時のカタログ処分してたので、一晩見入っておりましたよ。
    お互い古いキャノンデールは大事にしましょ~(^^)

  2. どM says:

    ビンテージキャノンデールのページ見つけた時は興奮しましたよ!
    興奮して全てのカタログのPDFをiBooksにダウンロードしてw、よくニヤニヤしながら眺めてますよ。(笑

    なかでも、キャノンデールと出会ったキッカケとなった1996のカタログが印象的ですね。
    Super V CarbonとSlice Project Bikeは当時の私には手が出せない高嶺の花でしたが、強烈にCannondaleというブランドをイメージづけたバイクで、今見ても私の心をくすぐりますね。w

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。