バイクラのCFR記事

今月のバイシクルクラブで、先月にイタリアで行われたCFRキャンプの様子が特集されておりますね(^^)

久しぶりに買ったせいか、キャノンデールのドカンとしたMTBネタは久しぶりに見た。

大昔にアリソン・サイダーやミッシー・ジォーヴィのお宅訪問記事を載せていたことを思い出したなあ。

今年のCannondale Factory Racingは、こんなお題目を掲げているそうな。

ニュースタイルXCレーシング

開かれたレースチーム

積極的なコミュニケーション

具体的な施策はよく判らないけれども、要するにCFRの面々が我々と遊んでくれるってことなんだろうか?

それだったら素晴らしいね(笑

選手としては、自身を応援するファンが増えるのは嬉しいことでしょう。

キャノンデールとしては、市場を形成するアプローチとして展開していくのかもしれないね。

この動き、オレ自身としては非常に楽しみであり、応援したい気持ちがあります。

理由はオレ自身の体験。

製品を買うファンを生み出すには、ファンの居場所を作る必要があると思うから。

この記事を読んで、「日本はとっくにやってるじゃん」と思った人は多かったんじゃないだろうか?

ニュースタイルっていうか、カズスタイルじゃんと真っ先に思ったよ(笑

日本のキャノンデールのMTBレーサーは、このコンセプトを既にカタチにしつつある。

カズ選手は、ファンの存在が力になると公言する。

ファンは、看板選手を共通体験とするコミュニティの一員であることを自転車趣味の中心に据え、それを楽しんでいる。

ともすれば有名選手を教祖様にしちゃうところだろうけど、カズ選手の場合は「仲間」になってしまう。

プロフェッショナルとして色々な配慮はしてくれていると思うけれども、やっぱりキャラクターだろうね。

もしもオレだったら、レースに思い詰めて人を遠ざけてしまうよ(笑。

その到達点の一つが、2月のお台場シクロクロスでのキャノンデールブースだったように思う。

写っている自転車は全てキャノンデール、ただし半分以上が一般ファンのもの(笑。

これ、オレにとっては衝撃的な光景でした。

これまでにあちこちでブースを見てきたけれど、メーカーブースって最も遠い存在に思っていたんだよ。

特に昔のキャノンデールには、カッコいいけど近付けないというイメージを持っていた。

しかしこの日は溜まり場のように素人がワラワラと(笑。

内心、キャノンデール・ジャパンが怒るんじゃないかと思ってたくらい。

「こんなにフレンドリーなキャノンデールなんて見たことがないなあ。」

とカズ選手にこぼしたら、

オープンマインドですから(^^)

と笑っていました。

ティム・ジョンソンらが来るから、というだけでこうなるものではないと思うよ。

この日に至るまで、日本語が通じるヒーローが歩いてきた結果だと思います。

もちろん、大勝負前のブースはとても近づけたものではないよ。

どうあっても優勝する必要があった昨年の八幡浜は、まさにそういう状況だった。

オレが見てきたメーカーブースはむしろこういう方が普通だったんだけどもね。

これはこれで、レースの見応えを増す一種のスパイス。

常人離れしたパフォーマンスを持つ「仲間」が走る舞台だから、Jシリーズだって見に行きたくなるわけだよ。

面白いのは、特定の選手を触媒にしてレースに入れ込むと、競り合っているライバル選手も生き生きと見えてくるってこと。

レースは1人でやるわけじゃないからね。

目の前で印象的な走り方をしている選手を見れば、「何ていう選手だろう?」って思うものだから。

オレはそれで、斉藤亮さんというとても積極的な走りを見せてくれる選手を知ることができた。

カズ選手の走りを見る楽しみに加え、亮選手の走りを見る楽しみも増えたわけだね。

この2人が競り合えば、そりゃもう大興奮ですよ(笑。

逃げるカズ、追い上げる亮、抜きつ抜かれつで山に消えた2人、果たしてどちらが先に戻ってくるのか?なんてね。

レースの醍醐味は、いつの時代も熱いバトルだから。

結果、カズ君を見に行くという目的から、MTBレースそのものを楽しめるように変わってくる。

事実、仲間内では飲み会をするほどに色々な選手の名前が飛び交うようになったんだよ。

最初は山本和弘しか知らなかった人たちも、国内選手だけでなく海外選手も語るようになってきてね。

選手の皆さんには甚だ申し訳ありませんが、好き勝手に語って酒を飲んだりするわけですよ(笑。

サッカーや野球と同様、酔っ払いながら楽しい時間であります。

で、自分もレースイベントに出てみようかと思ったりもするわけで。

ロードがメインだった人たちでも、MTBを買い込んだ人もいる。

中にはインストラクターになって、JMAサイドに立つことになっちゃった人も現れた。

つまり、活性化したわけだよ。

こういう流れは、ショップチームやクラブチームに属する人たちが昔から体験してきたことだと思うんだ。

溜まり場ならぬ店があり、エースライダーがいて、中堅ライダーがいて、初級者もいて、飲み会をやって、とね。

しかし、カズ選手の周囲にいるファンにはチームに属さない、属したことがない人も多い。

彼が走るという理由で、初めて国内最高峰のMTBレースを見た、という人も少なくない。

そういう人たちがこういう変化を起こした点がオレには新鮮で、なんだかとっても価値があるものに接している気がしていたわけですよ。

そのへん、カズ選手はもう1つの才能を開花させたように見えるんだよね。

意外なことに、MTBが盛んと聞くヨーロッパでも、まだまだ盛り上げたい、メジャーにしたいという思いはあるみたい。

CFRの丸子本棚氏が、ブログでそれっぽいことを書いています

これを見て、かつてブライアン・ロープスらデュアルの選手達が「見せる」ということに拘っていた記事を思い出したんだ。

プロフェッショナルとして、見に来るに値するものを見せたい、ということをライダー達が熱心に考えていたみたいで。

今の4xは、そういった努力の結果として形になっているのかもしれないね。

21世紀に入る頃には、オレのMTBレースへの関心はほとんど消えかかっていたんだ。

カズ選手がJにデビューした2001年、新井のワールドカップDHを見に行ってそれっきりになった。

当時のトップ選手もほとんどが引退しているし、今のシーンは全く判らなくなっていたんだけどね。

そんなオレが今のJに目が向いたのは、他ならぬカズ選手がオレをレース会場に引っ張り込んだから。

おかげさまで昔を懐かしむわけでもなく、今のJを楽しむことができています。

オレはCOGは辞めたけど、カズ選手と直接知り合うきっかけになったのはCOGには違いない。

その意味では、キャノンデール・ジャパンのおかげ様とも言えるんだよ。

キャノンデールのCOG、スコットのSCRC、スペシャライズドのRiders Clubってのもそうなのかな?

こういったブランド主宰のコミュニティは、昔はなかったタイプの窓口だよね。

旧来の自転車世界は、ショップないしチームに属さないと、どうしても仲間や情報が得られない部分があった。

言い換えれば、居場所がないんだ

麻雀で言えば単騎待ちみたいなもので、そこから外れたら何もない。

オレはお店自体がなくなってしまったし、一緒に乗っていた奴も降りちゃったし、イベント会場でのアウェー感はよく味わったものです。

特に若い頃は、ショップ絡みでワイワイ参加する人たちがやっぱり羨ましかったよ。

オレは自転車との付き合いが内面的なものだったので降りることはなかったけれど、これだけで降りちゃう人が出ても不思議じゃない。

そのくらい、寂しいものなんですよ。

そういう意味では、こういったコミュニティはショップ難民のリカバリー環境としても機能するんじゃないだろうか?

ショップに属する人たちにとっても、世界を広げる新たな刺激になるだろうしね。

そんなオレ自身の体験からも、今回紹介されたCFRのコンセプトは素直に応援したい気持ちがあります。

キャノラーだからというだけではなく、自転車ファンとしてね。

自転車の世界に入れ込む触媒は、本来何でもいいと思うんだ。

ショップやチームはもちろん、選手でもいいし、ブランドでもいいんじゃないかな?

それぞれに良さがあると思うし。

CFR、世界規模でSNSでも始めたらいいのにと思ったりする。

世界中のCFRファンが集うサロンがあったら、また面白いと思うんだよね。

先日の南アフリカ中継なんて、フミックの走りで大盛り上がりになったことは間違いない(笑

管理が大変かもしれないけど、そこは工夫のしどころであり、頑張りどころに思う。

人が集まる以上は荒れるリスクはあるけれど、巧妙に回避する方法・手段は絶対にあるはず。

オレが技術系の人間だからこう思うのかもしれないけど、そこを逃げていたら何も進歩しないし、それもある種のテクノロジーとも言える。

そう、テクノロジー。

つまり、キャノンデールが世界が小さくなった時代に腰を据えて取り組むに値するテーマにも思えるよ。

キャノンデール自身、ネットもない時代にChain Gangなんかもやっていた過去もある。

リスクを乗り越えて新機軸を打ち出す精神は忘れていないだろうから、今後も注目したいところです。

トレックのケーキ、スペシャのケーキ、メリダのケーキ、ジャイアントのケーキなんかも見てみたいもんね(^^)。

キャノンデールには本気で頑張ってもらいたいと思う、今回のCFR記事でした。

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13 Responses to バイクラのCFR記事

  1. NOBRAND says:

    イシムさん

    イシムさんもスパム扱いされてたようです。
    ごめんなさい。

    イシムさんはもうJMAだから、キャノンデールばかりじゃダメかもね(笑

    オレ自身も「自転車趣味=競輪」「ヘルメット=キノコ」「レーパン=キモい」と言われた時代をくぐって来たので、今の自転車ブームには時の流れをしみじみ感じます。
    その中で、ツール・ド・フランスを眺める人たちが増えたように、「枝豆とビールで巨人戦」の気軽さでMTBレースに触れる人が増えたらなあと思っています。

    カズ君のアプローチは言わば選手主導型なんだけど、MTBに乗ったことがない人を巻き込んだ点で新鮮さを感じています。
    他のブランドでも新たな動きがあるようなので、紹介していきたいと思っています。

  2. NOBRAND says:

    たっちゃん

    スパム扱いになっちゃったみたいだね。
    申し訳ない(^^;

    CFRの記事の次のページはメリダの記事だったね。
    こちらもいろいろと前向きな動きがありそうだし、熱い走りの亮選手を持っている。
    ショップ以外のアプローチとして、こういった動きが広がることを期待したいね。

  3. says:

    あるぇ?(*゜‐゜) 

    sinさんの次にコメント投稿したはずなのですが、消えてしまった?

    投稿できていなかったのかな?(;´∀`)

    ま、いっか(´-`)

    今後は次のステップも考えて、我々も行動していかなきゃいけないのかもしれませんね。

    敷居を下げてもらってこの世界に踏み込んだ我々が、これからどうやってより良い環境を作っていくか?

    いつまでも選手やメーカーに頼るのではなく、我々がどうあり続けるべきなのか?

    と、たまぁに深く考えますが、基本面白可笑しくやっていこうと思います(笑)

  4. NOBRAND says:

    イチさん

    昔からそうなんですけど、レースに出る人しかいないんですよね。
    ツールとか見てると、自転車には乗る気なさげな人たちが軒先で見てたりするじゃないですか。
    観戦するスポーツとして、ああならないものかと思ってはいたんです。

    今は自転車ブームだし、関心を持つ人が比較にならないほど増えていますしね。
    ちょっと覗けば面白くなると思うのですけど、そのちょっとがなかなかね。
    八幡浜なんかは街をあげての大イベントになるし、可能性は感じるのですが。

    トップ選手自身が敷居を下げ、走らない人たちを会場に連れてきたというのは、お世辞抜きで画期的だと思います。

  5. ichi4you says:

    これはホント素晴らしい記事でしたね。
    対するNOBRANDさんのブログも素晴らしい!
    KAZUさんがやってきた事、やりたい事にも通じているんですよね。
    私はレースしないけどMTBレース観戦者(^^)
    敷居を下げてくれたKAZUさんに感謝です。

  6. イシム says:

    KAZUルックの一人です!(笑)
    確実に変わってきているキャノを取り巻く世界。
    思いを同じくする仲間との時間、
    そして世界とつながるKAZUさん、
    ユーザー側から発信する場の提供を与えてくれているCJ。
    相乗効果でより発展する方向に行くことを!!

  7. NOBRAND says:

    DoMさん

    ヨーロッパには、自転車に乗らないけどレースを見に行く人がたくさんいるそうです。
    日本の巨人ファン、阪神ファンみたいに、野球はしないが応援に燃える!という人がああいうシーンを作っているとか。

    見たい!と思った人の思いをサクっと受け止める場所が必要に思うのです。
    居場所がないからつまらない、居場所を得るには走るしかない、というのでは敷居が高過ぎますからね。

    MTBレースを見に行く敷居を下げたという意味では、カズ選手とキャノンデール・ジャパンは1つの成功例になりつつあると思いますね。

  8. NOBRAND says:

    カズ選手

    緑山、カズはいないがカズルックは大勢いる、という状態で笑えましたw
    彼らに日本で起きていることを伝えたいものです。
    CFRの考える具体策、何かわかったらリーク希望(笑。

    他ブランドにも同じようなのが生まれたら、J会場にも違った風が吹く気もします。
    巨人vs阪神、フェラーリvsマクラーレン、みたいな・・・。

  9. どM says:

    ある意味、グローバルチームよりもKAZUさんが先に具現化している内容でしたね。

    ここからさらに各メーカーがそれぞれの垣根を超えてMTBとしてのコミュニティを造る様な動きができたら盛り上がるのではないかと思います。

    その為にはコストも手間も掛かる為、結果を早急に求める昨今の企業にはハードルが高いとは思いますが、マナー、モラルアップなどの為にもぜひともチャレンジしていただきたい。

  10. KAZU says:

    CFRグローバルの面々ともっと一緒になって良いものを吸収していきますよ!
    いつもありがとう。

  11. says:

    こういう流れを、海外メーカーだけでなくアンカーやMIYATA・MERIDAといった国内勢も頑張って欲しいですよね^^

    私もキャノンデールのバイクを買ってCOGに入るまでは、いつも一人で走っていましたからねぇ・・・・

    私が行くショップは、走行会の類がないとこなので(;´∀`)

  12. NOBRAND says:

    sinさん

    あれは興味深い記事でしたね。
    何かこう、ゴリっとしたメッセージを感じましたよ。
    他のブランドもフレンドリーな選手を持っているし、やって欲しいですね。
    きっと、新たな盛り上がりが見えてくる気がします。

  13. sin says:

    素晴らしい記事でした!
    ほんと、そう思いますね。

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