新しいLeftyに思いを巡らせてみた

チェコのワールドカップ会場でCFRのサービスを受けたカズ選手。

昨年同様、キャノンデールのラリー氏によってフォークをチューニングしてもらったようですよ。

ラリーさんはもともとEighty Aidの人なんで、基本的にはオレのLeftyと同じチューニングメソッドのはず。

つまり、体重と乗り方に合わせた最適化が施されたんだと思います。

88+のいじったLeftyは、初期の動きが極めてスムーズながらも奥でしっかりと踏ん張るようになる。

ストロークは目一杯使っているんだけど、スコスコと動きまくる感じでもない。

このへんが単にダンピングを効かせていないフォークと違う所で、動きが自然と言うか、無駄な動きをしないんだ。

カズ選手の昨年のフォークは何度か触らせてもらったけれど、何せオレより体重が14kgくらい軽いからね。

フワフワと羽のような感触なんだよね。

今年の29er用フォークも、同じようなフェザータッチな感じになっているんだろうね。

何をやってるかは相変わらず謎のようです。

ベアリングの当たりやオイル粘度などの相関関係を把握して、最良のポイントに持って行く作業なのは間違いないと思うんだけどね。

言うは易し、小野ヤスシであります。

で、南アフリカで人目に触れることになった新しいLefty。

構造上、Leftyはブーツを外すことができなかったんだけどね。

そのブーツを廃し、しかもロアレッグの摺動部が完全な円断面になったという衝撃的な一本足。

これまでの丸みのある四角形に比べてロアレッグの有効断面が大径化しているので、主な目的はハンドリング改善と勝手に予想しているんだけどね。

ロアレッグの太さとアウター下端のゴツいキャップを見る限り、軽さの面ではあまり進歩はなさそう。

それよりも、過去10年にわたる軽量化で失ってきたスティフネスを回復させる方が大事。

29erにしても650Bにしても、26インチより大きなストレスをフォークに入力するのだからね。

個人的には初代の剛性感を再び、という思いは強いので、そのへん期待してるんだけど。

ただ、1つ気になることがある。

初期の動きの軽さが悪化してないかなあってこと。

よく動くLeftyって、初期の動きがスルスルでしょ?

ブーツをめくれば判るけど、Leftyはアウターとロアレッグが直接接していない。

両者の間にベアリングが入るので、結構大きなスキマが空いている。

雑な絵にするとこんな感じ(ブーツは省略)。

アウターとロアレッグの接点はベアリングだけなので、ベアリングの当たりを巧く調整できれば、スルスルした初期の動きを得やすい構造になっている。

フォークに曲げが作用しても充分に隙間があるし、力を受けるのがベアリングだから、フォークは動きを阻害されることなくストロークする。

お題目は一応そうなっている。

しかし、新しいLeftyは通常のフォークと同様に、ロアレッグとアウターがダストシール部分で直接接している。

これは写真からも間違いない。

1本足ゆえに回転を拘束する機構にしても、外周に近い部分で抑え込む従来方式より効率のいい方法が思い付かない。

なので、未来予想図はこんな感じだろうか?

ここまで足を突っ込めば、ああいう外観にはなる。

今回のLeftyはトラベルが小さくなっているようだし、だいたいこんな感じじゃないかと思っているのだけどね。

こうなると、これまでになかったダストシール部分の摩擦が加わることになる。

そして、曲げが作用するとこうなる。

アウター下端のキャップが異様にゴツイのも、やはりここに大きな力が掛かるからじゃないかな?

もちろん、これは素人キャノラーの予想に過ぎませんよ(笑

しかし万が一、これが当たっているとしたらどういうことになるか?

フォークに曲げが作用してもスコスコ動ける構造というLefty/Headshokの売りが、スポイルされることになりかねない。

加えて、寿命の問題もある。

これまでのLeftyで磨耗するのはベアリングとインナーレースだけで、それを交換すれば復活できたし、長く使うこともできたんだ。

外観のトリッキーさの陰であまり語られないけど、これはLeftyやHeadshokの地味に良い所でもあった。

しかし、新しいLeftyは通常のフォーク同様にインナーチューブがシールと接しているので、どうしたって磨耗する。

さらに倒立式なのだから、傷も付きやすいかもしれない。

オレの予想が正しければ、ロアレッグに傷が付いてもオイル漏れは起こさないだろうけど、動きは悪くなるハズ。

ロアレッグ交換となれば、やはり高く付くだろうね。

そういう目で眺めると、このLeftyのモディファイ、我々一般ユーザーにとっては必ずしも歓迎できることばかりではないかもしれない。

大径化でハンドリングの改善が予想される新しいLefty。

こうやって好き勝手にああだこうだと予想するのも、ある種の楽しみではあるのだけどね(笑。

これを市販するのかどうかも判りませんが、もしも市販するなら、このへんの懸念をどう解決してくるか?

サスペンションスペシャリストであるラリーさんがいるのだから、何らかの策を持ってやっているのだとは思うけれど。

88+が提供する動きの品質も保たれるのであれば、諸手を上げて歓迎するんだけどね。

オレとしてはキャノンデールがこんな素人の予想を越えてくれることを期待しているし、そのデキに注目したい所であります。

・・・カズ選手、フランスでこっそり乗ってみてくれないかな?(笑

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5 Responses to 新しいLeftyに思いを巡らせてみた

  1. いっくん says:

    とんでもないです。僕ももっと勉強します。

  2. NOBRAND says:

    いっくん

    ぐふっ
    書き殴っちゃったからなあ。
    もう少し簡単に書けるよう頑張るよ(^^;

  3. いっくん says:

    書いてあることがチンプンカンプンです(^◇^;)

  4. NOBRAND says:

    DoMさん

    シールはやっぱりRockShox製なのかな?
    あの切り欠きはスパナで締めるためだと思うのだけど。
    結構ガッチリ締めないといけない場所だろうし。
    88+がついているんだから、うまいことやってると思うのだけどね(^^)

  5. どM says:

    どうもダストシールがFOXとかの物と酷似してる気がしますが・・・。
    キャップ部分の切り欠きは何の意味なんでしょうね。工具当て?それとも内部に何かあるのか?

    う~ん、今年はLeftyから目が離せないですね.www

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