ランスのツール7勝剥奪?

巷では、ランス・アームストロングの件で大騒ぎですね。
ドーピングを疑われてしつこく訴え続けられ、ツール7勝剥奪のうえ永久追放か?などと騒がれていますが。

このブログはキャノンデールバカのブログだけど、内容はかなりMTBに偏っている。
我ながら、リクイガス・キャノンデールなんてこの世に存在しないかのような偏り方だと思う(^^;
個人のブログなので、オレの関心の範囲でしか書かないわけで、つまりオレはロードレースに関心がないということになる。
実際、今のオレはプロロードの世界には全くといっていいほど関心がない。

以前にも書いたけど、オレ自身はもともとツール・ド・フランスのビデオを延々と見せられて自転車に興味を持ったクチ。
なので、MTB以前にロードレースに憧れがあったんだよね。
自分であの世界を目指そうと思うことは全くなかったけれど、自転車趣味の軸にツールがあったわけですよ。

ツール・ド・フランスがドーピングまみれの印象になったのは、やはり1998年のフェスティナ事件じゃないかな?
フェスティナチームのエースであった、リシャール・ヴィランクのドーピング疑惑で、チーム丸ごとツールを去ったという事件。
当時のヴィランクは山岳王として磐石の地位を築いていただけに、かなり衝撃的な事件でありました。
その後もボイコットするチームが続出し、めちゃくちゃなツールになっちまった。

ヴィランクは94年のツールで山岳賞を取っていた選手で、水玉ジャージのせいもあって強烈に印象に残っていたよ。
ちょうどその年の夏、オレ自身が初の自転車ツーリングを敢行して三浦から松本まで走った。
非常に暑い夏で、山梨あたりでは熱射病寸前になりながらフラフラ走っていたんだ。
その最中、山梨と長野の県境にあったドライブイン(今の国界の橋向こうあたりにあった)に駆け込んだとき、ツールのダイジェストが放送されていたんだ。
自分が自転車で苦しんでいる時に、山を颯爽と登るヴィランクの姿でどれだけ励まされたことか。
だから、ヴィランクの事件はかなりショックだったよね。

その後、ガンから復活したランス・アームストロングの時代が幕を開ける。
闘病以前のランスはかなりマッチョな体形で、グランツールよりワンデーレースで名を馳せていた。
復活した後は、随分スリムになったなあと思った記憶がある。

当時はフジテレビもなんとか深夜にダイジェストを放送していたし、夜更かしして一喜一憂したものですよ。
2003年なんかは結構危なかったんで、ハラハラしたのを覚えている。
ランスはオレと同学年。
アメリカンブランドのTREKと日本のシマノがツールを制し続けるという構図も手伝って、自然とランスに肩入れして眺めておりました。
それでも7勝までするとは思わなかったけどね。
7勝目を挙げた2005年頃には、オレ自身も飽きていたけれど(笑

ランスのドーピング疑惑は当時からもあったけどね。
ツール3勝した同郷の先輩であるグレッグ・レモンですら、ランスを非難する立場を取っていることはよく知られている。
ただまあ、素人目に考えてもガン絡みで薬を用いることもあっただろうから本人も慎重だったろうし、検査も厳しく実施されたと思うのだけど。
それを通ったからこそ、7年間もタイトルとして認められたんじゃないかと思うのよ。

ランスの7連覇の後にツールを勝ったフロイド・ランディスは、優勝して早々にドーピング疑惑で勝利を剥奪された。
これはオレの中で結構ショッキングで、「またかよ」と思った。
オレにとっては誰が悪いのかはあまり関係がなくて、とにかく一喜一憂しながら入れ込むのがバカバカしくなった。
子供じゃないのだから、ああいった世界がビジネスに繋がっていることは理解しているよ。
それでも、こんなミーハーな自転車買い込んでウキウキしたくなるのが普通のファンじゃないかと思うのだけどね。
こういった思い出が情けなくなる思いをさせるというのは、やはり自転車世界を滅ぼしていくと思う。

アルベルト・コンタドールも2010年の勝利を今年の冬に剥奪されたけど、どうしようもねえなと思った。
そして今回、最後の勝利から7年も経ったランスの勝利を剥奪と聞いて、もう心底幻滅した。
選手に幻滅したというより、ツール・ド・フランスに幻滅したわけ。

MTBでも、ドーピングスキャンダルはあるんだよ。
個人的に好きだったマーガ・フリャナもドーピングで引退したし、キャノンデールだって2010年にロエル・パウリッセンをクビにしている。
ただ、ツールはあまりにもそれが多過ぎる。

ランスを判官贔屓するつもりはないんだよ。
一線を越える選手も確かにいるのだろうし、それを検査し続けるのが悪いとはもちろん思わない。
ただね、歴史を書き換えるようなことばかりして一体誰が得するの?

アメリカ反ドーピング機関(USADA)は、表向きは正義の味方を気取っているようだけど、自ら正義を語ると尚更胡散臭く見える。
検査屋なら検査を粛々とやればいいし、過去に見過ごしたというならむしろ恥じるべきだと思う。
今回のランスの件、どうも物凄く汚いものが背景にあるような、うがった見方もしたくなる。

こんなことばかり起きるなら、ツールなんてやめちゃったら?
自転車競技はダーティだと思われることは、我々一般サイクリストにとってもリアルな不利益となりうる。
幅寄せしてくる車のドライバーに餌を与えるような側面も、ないとは言えないのだから。

ツールから始まったオレの自転車人生。
それがなくなっても悲しくないと思えてしまうことが哀しい。

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6 Responses to ランスのツール7勝剥奪?

  1. NOBRAND says:

    Motoさん

    そうです。
    ポップな顔したジャズバンド、F1のテーマでお馴染みのT-Squareであります!

  2. Moto says:

    そうそう!この曲です!Tスクエアだったんですね!

  3. NOBRAND says:

    きのさん

    はじめまして。
    DELTA V、しかも4桁ですか~。
    当時の私には雲上の自転車でした(^^;

    USADAに関しては、全く同感です。
    露骨なまでに結論ありきで、イヤになりますね。

  4. きの says:

    はじめまして

    いままでこっそり見ていたキャノンデールのデルタV1000のリアサスじゃないのを乗ってるものです

    USADAはなにも自国の選手になんて思いましたが

    大物のランスを訴えたという実績を作りたかったんでは?と勝手に想像しています

  5. NOBRAND says:

    Motoさん

    レース後の検査結果を覆しているわけですよね??
    UCIとか、主催者サイドがだんまり決め込んでるのは泥沼を避けるためなんでしょうかね??
    いずれにせよ、USADAのあの男は胡散臭いと思うので嫌いです(笑
    オープニングはF1でお馴染みのT-スクエアの「Chaserっていう曲でしたね。

    あのパーツが並んだCGアニメーションは大好きでした。
    夢中だったんだけどなあ・・・。

  6. Moto says:

    美しい写真としっかりした文章には相変わらず感服いたします。それにしても本当にドーピング騒ぎばかりで嫌になりますね。レース終了後には検査はやっているはずで、これで出なかったら白だと認めるべきだと思ってます。今回のランスの騒ぎは自転車競技を地に落としめるような行為ですね。もう、ドーピング検査なんていうもの全てをやらなくして「何やっても良いから勝てばいいのだ」っていうレースにしたほうが遥かにフェアなような気がします。
    それにしてもビランクの水玉ジャージは私も懐かしく思い出します。フジの深夜放送は見てましたから。あのオープニングの曲が好きだった!!

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