白馬Gravity Worx

煽り記事や速報を除外しても、J1白馬だけで既に5本も書いてるね(^^;
今回のレースは実際に盛りだくさんだったのもあるけれど、オレ自身が白馬への思い入れが強いのもあるだろうね。
世間は既にサイクルモードも終えているのに、我ながらマイペースなことだね(笑


白馬駅のすぐ近くに、Gravity Worx(グラビティーワークス)というログハウスがある。
敷地の奥に引っ込んでいるけれど、ここはレストラン。
今回は夜になってしまったので写っていないけれど、ログハウスの前には菜園がある。
岩岳がMTBだらけだった時代にできた店で、当時のトップライダーも雑誌で紹介していた。

ちょいとここで古い話。
オレは港町出身なので、子供時代の思い出は海ばかり。
山らしい山には全く縁がないまま育ったわけ。

ただ、海の向こうにはドーンと聳える富士山が見えているし、箱根も丹沢山塊も秩父山塊も見える。
真冬の朝は真っ白な南アルプスが少しだけ顔を出すこともあって、それが見えた時は最高にラッキー。
夜明けに山々の頂上から明るくなってくる荘厳な光景も好きだった。
そんなわけで、遠き山々への憧れは、子供の頃からぼんやりとは抱いていた。

で、友人の影響でMTBに乗るようになる。
目的はツーリングのためであり、トレイルライドがしたい!というわけではなかった。
でも当初の目的であるツーリングを終えると、やっぱりMTBの記事ばかり見るようになる。
当時の雑誌には、NORBAのMTBレース記事などの写真が一杯載っていた。
そこには憧れ続けた残雪残る山々が写っているわけだよ。
改めて自分の周囲を見渡せば、相変わらず海と畑、山はも見えても年中緑色。
MTBを手にしたことで、白馬のような日本離れした山への憧れは一挙にブーストされたわけだね。

そんなとき、白馬の岩岳でレースがあると知る。
白馬はスキーのイメージしかなかったけれど、夏の写真を見れば、心に描いたカッコいい山がそこにある。
ただ、当時のオレにはレースのために白馬まで行くお金も手段もない。
携帯電話もネットもない時代なので、今思うよりも白馬はずっと遠い場所だったね。

そんな悶々としていた時期にバイクラを見ると、白馬にあるログハウスのお店の写真が載っていた。
当時のトップライダーだった檀選手がカウンターでニッカリ笑っている写真だったかな?
あ~、こういう世界に自分も浸かってみたいと思ったよね(笑
それがこのGravity Worxだったのです。


Gravity Worxには、白馬でバイトしていた頃に何度か行っている。
でも、それっきりだった。
以来、白馬には幾度となく行っているけれど、この店に入ろうとはしなかったんだよね。
若い頃のオレには値段的にも雰囲気的にも背伸びしていた感じがあって。
うまく言えないけどさ、
カッコいいお店に頑張って来てみました!
という感じで気後れしてたんだよ(笑
今こう書きながらも、田舎の若僧の劣等感丸出しだったことを再認識して恥ずかしい(笑。

今回行く気になったのは、みちみち一家が白馬でのレースの度に行っていると聞いてたから。

グラビティーワークスでランチする~

と言うのを聞いた時は、とんでもなく懐かしい名前だなあと思ったね。

まだあるんだ、とも思ったし、聞いた感じではベラボーに高くもなさそう。
当時の若僧も不惑を迎える年齢になっちゃってるわけだから、今さら気後れも何もあるめえ(笑。
で、たろっぱさんの表彰台祝いも兼ねて、きのぴーさんと3人で行ってみようと思ったわけ。

菜園を抜けて店に入る階段を上がるだけで既に懐かしい。
入口を入ると、当時トライして登れなかったボルダリングの壁もまだあった。
今でもほとんど変わっていないように感じたよ。

当時はエアブラシで直接絵を描いたTシャツを売っていて、しばらく大事に着てたな。
ステッカーも用意されていて、これもしばらく保管していた。
最初の1人暮らしをした時、なぜか洗濯機に貼っちゃったのだけどね(^^;
ブログに載せようと写真撮ったのだけど、あんまり綺麗な写真じゃないから自粛しておきます(笑

お店に入った時はオーダーストップ間際で、あまりゆっくりはできそうになかった。
でもまあね、飲む店ならまだあるから、ご飯だけでも思ったわけですよ。
目に付いたのはコレ。
何かを漬けている大量の瓶。
当時もあったのかもしれないけど、これほど大量の瓶は記憶になかったな。

ピザは時間がかかりそうだったので、サラダとパスタを頼んでみた。
オレときのぴーさんは少しだけビール、運転するたろっぱさんはガマン。
表彰されたのはたろっぱさんなんだけど、まあいいね(笑

サラダと一緒に出てきたのは、自家製ドレッシング。
大量に漬けてあったハーブ入のオリーブオイルで作られたものらしい。
このオイル、お客に出すまで2年間漬けるのだとか。
味が濁るので、少しでも茶色くなっている部位は完全に取り除くそうです。

吉野家の牛丼で生きてるようなオレだけど、これが凄い食い物であることはよく判ったよ。
本当の意味での自然素材を使い、手間ヒマかけられた食材というのは味にカドがないよね。
サラダで感動したのは初めてかもしれない。

パスタはツナのペペロンチーノだったかな?
こちらには3種類の塩の小瓶が付いてきた。
どれも自然の塩なんで、たくさんかけても味を膨らめていくだけ。
決して舌を刺すようなトゲトゲした刺激にはならず、とことんオーガニック。
唐辛子の入ったオイルを少し舐めてみたけど、これはやっぱり辛かった(笑

食事が終わる頃、オーナーのマダムに昔も来ていたことを話してみた。
当時はまだ立ち上げたばかりで、色々なことがあったそうです。
エアブラシのTシャツのことを話すと、

あれは良かったわね~。

と感慨深そう。
当時はカナダ方面とビジネスを展開していたそうで、あのTシャツはあちらで作っていたそうです。


当時、この店の前を通ると、カナディアンブランドであるbrodie製のMTBが立てかけてあったのを鮮烈に覚えている。
日本離れした白馬の山、ログハウス、カナディアンなMTB。
絵になるなあと感じていたし、それだけに港町育ちの若僧には強く印象に残ったわけですよ。
以来、オレの好みは完全にああいう感じになって今に至ってる。

あらまあ、それは嬉しいわね~。

とマダムの表情が緩む。
このブログのヘッダー、少しログちっくなイラストにしてあるでしょ?
こういう路線が心に刻まれたのは、この店のせい。
大げさでなく、あの頃の白馬での記憶だけで自転車に乗っているといってもウソじゃない。

あのbrodieのバイク、まだあるのよ。

とマダムが言う。
え?

ほら、あそこに。

え!??

あ・・・

ああ~!!
間違いない、このバイクだ~!

この時、たろっぱさんときのぴーさんは完全に置いてけぼり。
オレは1人で感激しまくっていた(笑

さすがに17年も経つと、思い出も霞がかかってくるわけでね。
確かにあの時、オレは白馬にいた。
でも、オレ自身が忘れてしまえばなかったことになってしまうんじゃないか?
記憶も古くなってくると、そんな気持ちになることもあるじゃないですか。
その重要なポインタに、オレは再会することができたんだ。
こんな嬉しいことがあるか 。・゚・(ノ∀`)・゚・。

岩岳がMTBを辞めて、もう10年くらい経つのだろうか?
今回の白馬でも、ロードレーサーを何台か見かけた。
自転車に乗って辿りつく場所として、白馬が魅力的な場所であることは昔と変わらない。
マダムだけでなく、何人かの地元の人にも話しをしたんだけど、MTBが嫌がられていたわけじゃないらしい。
今でもトレイルで乗っている人はいるし、また皆が戻ってくるといいんだけどね、と言っていた。


当時のGravity Worxには、MTBの雑誌やビデオが一杯あった記憶がある。
今でもカッコいい雑誌は色々置いてあるけど、MTBとあるものは1冊しか見かけなかった。
でも、ここのマダムはMTBにも非常に詳しい。
ご自身が乗っていたbrodieは、クロモリフレームのしなやかさがお気に入りだったとか。
岩岳時代には、多くの関係者がここに来ていたと懐かしそうに話してくれた。

当時のキャノンデールの社長も、奥さんとよく来てくれてたわね。

名前を覚えている人はたぶんオッサンだね(笑
そんなこんなで話が盛り上がってしまい、閉店時間を大幅に過ぎてしまったわけでした。

というわけで、Gravity Worxは当時と変わらず元気に営業中。
また来ることを約束して、2次会に消えた我々でありました。

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