Viper Red Bikes

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自転車ブームのお陰で志向も多様化したせいなのか、古いクロモリバイクやランドナーを愛でる人が増えたようだね。
若かりし頃のノスタルジーに火が付いた大先輩方もいれば、オレより年下の若い人でも乗ってたりする。
書店に行けば、自転車のレストア本が何冊も置いてある。
こういう世界は以前から好きなので何冊か持ってるけれど、この世界も薀蓄掘り出したらキリがない。
エディ・メルクスが乗っていたフレームはエディ・メルクスブランドながらウーゴ・デ・ローザが作ってたとか、専門パーツメーカーのパーツ同士の相性の良し悪しは店主のノウハウじゃ!とか、実に楽しそう。

キャノンデールがアルミの雄としてブイブイ言わせていた頃は、せいぜい10数年前のこと。
普通に考えたら、このくらいの古さならダサいと言われる頃かもしれない。
でもキャノンデールは自転車自体の個性が強烈だったし、そのわりにメジャーな存在認知をされていた。
MTBの進化が著しかった90年代当時からあまり古くならないブランドと言われていたけれども、現実に古くなったバイクを見ても、独特な雰囲気は独特なままで枯れて行ってるという気がする。

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オレの場合、自転車に興味を持った時はクロモリからアルミに変わろうとしている時で、ちょうどキャノンデールがプレゼンスを高め始めた時期に出会ったことになる。
なので、実体験としてノスタルジーを感じるバイクは、やはり古いキャノンデールということになる。
特に、初期のボルボチームが乗っていたViper Redという派手な赤に塗られたバイクたちだね。
オレにとってはルネ・エルスや片倉シルクよりはViperRedのキャノンデール。
これは人生のタイミングだから良いも悪いもない。

ただこのViperRedという色、カタログから消えてかなり経つ。
現在の環境法制下では使えない塗料なのかもしれない。
従い、乗りたいと思ったら、古いバイクに巡り合う機会を待つしかなかった。

そんな思いを漠然と抱きながら10数年、ようやく巡ってきた縁でこんなフレームを手に入れた。
HeadShokがビルトインされた往年のパヴェレーサー、2000年のSilk Road。
Saecoチームのロゴが入っているけれど、この赤もViperRed。
どうやっても普通のロードに戻れないあたりが実にキャノンデールらしく(笑、それも気に入っている。
フレームを化粧しただけでまだ組めていないけれど、SuperSix EVOに乗るより気分がいいことは既に判っている(笑

そして先日、こんなバイクも我が家にやってきた。
1995年のF2000。
World Championship Issueというサブネームが入った、ボルボチームレプリカのMTBであります。
ありがたい御縁により、貴重なコレクションを譲っていただくことができました。

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1994年、ボルボ・キャノンデールは世界選女子XCで優勝し(アリソン・サイダー)、NORBA男子XCでもチャンピオン(ティンカー・ウォレス)となった。
デビューイヤーながらほぼ完璧な成績を残したことを記念して、1995年の春先にごく少量だけ作られたバイクらしい。

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これこそ、当時夢に見るほど憧れた真っ赤なキャノンデールそのものであります。
インターネットがない時代、94年の世界選のVTRを伸び切るほどに見てきたオレにとっては、ある意味ではゴールに等しい。
キャノンデールのカタログは毎年眺めていたけれど、やはりViperRedのバイクは特別な存在に見えていた。
若い頃の憧れという意味では、これ以上はない。
大袈裟に言えば、オレの自転車趣味も19年目にして1つの到達点に辿り着いた気分。


*
フレームの世代は、外観上ではCAAD3。
95年当時はCAADなんとかという言い回しはしておらず、2.8 Series Front Suspension Mountain Frameという名前だった。
このへんのキャノンデールは硬いので、不惑を越えた今のオレがこのバイクでガシガシ踏んだら足が攣るだろうね(笑
速さ・軽さ・乗りやすさという意味では現在のFlashに比べるまでもないけれど、そんなことはどうでもいいのです。

18年も経つのに、レストアが必要なほどには傷んでいない点もまた驚き。
全て当時のパーツにしたいところだけど、殆どのパーツは入手が絶望的。
Syncrosのチタンポスト、ONZAのチドリ、VETTAのサドルくらいなら今でもeBayあたりで稀に見かけることがあるけど、IRCタイヤのピラニアプロはあっても怖くて使えない。
SACHSの変速器なんて覚えてる人の方が珍しいかもしれない。
そこまで目指すとキリがないので、手に入る範囲の部品で当時の雰囲気を壊さないように整備するつもりです(^^)
キャノンデールが尖りまくっていた時代のレプリカだけに、細かい点がいちいち特徴的なこのバイク。
詳細はまた日を改めることにしますね。

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