斉藤ショーと若手の萌芽、J2緑山2013

DSC_2194

2013年のJシリーズの開幕を告げるJ2緑山に行ってきたよ。
神奈川県内のJシリーズ戦はこのレースだけ。
友人も大勢行くと聞いていたし、近くて行くのがラクチンで困っちゃうわけですよ(^^)

DSC_2233


この週末は爆弾低気圧の影響が心配されたけども、天気予報は見事に大当たり。
土曜の夜はビュービューザーザーと凄い風雨でありました。
日曜の夜明けまでに雨は上がり、当日は晴れ。
でも、風がムチャクチャ強かった。
学校のグラウンドみたいな場所で風が吹くとエラいことになる。
メリダのいつものグリーンフォートレスも、さすがに今日は屋根なし。
オープンエアなセッティングであります。

DSC_2205

昨年もそうだったけど、ここのコースは乾きが早い。
オレが行ったのは耐久のスタート前。
この時間帯は一部に水溜りは残るものの、コースは殆どドライだったね。

DSC_2271

今年のJで大きな話題は、SCOTTチームの復活だろうか?
TREKから古巣に復帰したマシュン選手は遠征中でありましたが、アジアジュニアチャンプの前田公平選手が雄姿を見せてくれました。
年々オーラが大きくなりますねえ・・・。

DSC_2282 (2)

バイクは当然650B、SCOTT Scale 27.5であります。
これはカッコいいね。

DSC_2284 (2)

こちらはオレに貴重なバイクをもたらしてくれた縁結びの神様、じてんしゃや佳の竹田店長。
語らう池田祐樹選手はヒマラヤのヤックアタックで壮絶な状況が心配でしたが、元気な姿を見せてくれました。
ああいう極限的な世界もMTBの世界だし、誰にでも挑戦できるものじゃないので、今後の展開に期待したいところ。

DSC_2275 (2)

ブランドのワークス勢は、大きな変化はないように見えたね。

DSC_2195 (2)
DSC_2196 (2)

大きく変わったのはキャノンデール。
キャノンデールの選手として走るのは、U23全日本チャンプである中原義貴選手であります。

DSC_2277

ご承知の通り、ロードに転向したカズ選手はもうJシリーズにはいない。
寂しいけども仕方がない。
時の流れとはそういうものさ、と遠い目をしていたら・・・

DSC_2231 (2)

( ゚д゚)

(つд⊂)ゴシゴシ

(;゚д゚)

DSC_2224 (2)-1

いるじゃんか!(笑
カズ選手、デビュー戦となるはずの修善寺チャレンジロードが低気圧のせいで中止になっちゃった。
で、急遽応援に駆けつけたのでした。
走ればいいじゃん
と何回言われたのだろうか?(笑

隣に立つのは、もう1人のキャノンデールライダー。
i-nacを卒業したばかりの松尾純選手であります。
今年はシドニー五輪代表であり、カズ選手の師匠でもある鈴木雷太さんのお店で働きながら転戦するとのこと。
バイクは中原選手と同じ、F29。
昨年は26インチのスカルペルで走っていたけど、ついに29erに乗り換える。
中原選手と同様、上背がある選手なのでカッコいいね。

DSC_2225

中原選手は世界で大ブレイク中のENVEのホイールを使うけど、松尾選手はこれも軽量ホイールの代名詞であるNoTubes ZTR。
全く同じフレームなだけに、両者の違いはちょっと興味ある所だね。

メリダチームも昨年同様、チャンピオン斉藤亮選手と井本京吾選手。
亮選手に残された国内タイトルは全日本のみ。
この後はシーオッタークラシックにも出向くし、何よりアジア選が控えている。
話していても、モチベーションの高まりを感じさせてくれましたよ(^^)

DSC_2230 (2)

井本選手も既にキプロスで海外レースをしてきている。
この日の井本選手は、昨年とは違う雰囲気を醸し出しておりました。

そして今季はメリダの看板で走る選手がもう1人。
亮選手の御学友、XCスキーの五輪代表である恩田選手であります。
カレラのヘルメットというあたり、スキー選手らしいね。

DSC_2292 (2)


スタート前。
亮選手の位置の前には監督の姿。

DSC_2295

亮選手はリラックスして臨む様子。

DSC_2300 (2)

エリートのスタート、その場にいるカズ選手が並ばない所はやはり寂しさもあるけどね。
今年のアジア選代表である公平選手に声を掛けておりました。
監督兼選手として全クラス制覇したからね、やはり気になるのでしょう。

DSC_2296 (2)

今日の緑山は非常に豪華な顔触れ。
今年のJシリーズもいよいよスタートであります。

DSC_2316

DSC_2320

トップに立ったのは小野寺選手。
昨季は調子が上がらなかったけれども、やはりこの選手が強くないとJシリーズは面白くない。
やはりこのジャージ、写真写りがシャープになる仕掛けがしてある気がするなあ・・・。

DSC_2327 (2)

この時点での亮選手は5位前後だったのかな?

DSC_2339-1 (2)

とにかく今日は風が強い。
緑山のコースは、広大なグラウンドと土手の林を利用した極端な構成。
エリートが走るコースとしては距離が短く、ラップタイムはJ1あたりの半分くらいと大変速い。
土手の中はクネクネした林間コースだから速度は出ない。
しかし、コースの半分近くは平らなグラウンドをコギまくる必要がある。
この強風がレースを荒らしてくれる、かもしれない。

DSC_2356

小野寺選手は追い上げるタイプと感じるのだけどね。
幸平選手、亮選手、カズ選手はピューっと逃げ切るタイプに思えるけれど、小野寺選手は前半にペースが上がらなくても最後までわからない。
タイトルを取った一昨年は、特にそういう印象が強かったね。

DSC_2358-1-1 (2)

1周目は小野寺選手が1位で通過。
亮選手は2位に浮上している。

DSC_2363-1 (2)

DSC_2365-1 (2)

2周目中盤の直線シングルトラック。
ここは松林の土手を横に走る緑山名物。
実に日本的で面白い写真になるね。
1位は変わらず小野寺選手、2位の亮選手が貼り付いてきた。

DSC_2382 (2)

DSC_2385 (2)

3位は前田公平選手、4位に中原選手が貼り付く。
公平選手はもともとスタートダッシュが鋭い選手だけも、その勢いを最後まで継続させたいと何かで読んだ。
SCOTTで走る今年はモチベーションが高いと思うし、若い選手はそれが素直に出るからね、今年は注目ですよ。

DSC_2387 (2)

DSC_2388 (2)

いつもスタイリッシュに走る松尾選手は、少しパックから遅れた格好。
29erバイクでの初レースだと思うのだけど、まだまだ速く走れるはず。

DSC_2399 (2)

3周目。
場所は2周目の写真と同じで、見下ろしただけ。
小野寺選手と亮選手の間合いは変わらない。
今年は亮健対決が見られるだろうか?
新旧のチャンプ同士の争い、やっぱり見たいよねえ(^^)

DSC_2436

中原選手が3位に上がる。
この選手を最初に認識したのは、昨年の全日本U23。
トンでもない速さを見せて、ブッチ切りで優勝したんだよね。
当時乗っていたストークのバイクが懐かしくもあり、強く印象に残った記憶がある。

DSC_2450-1-1 (2)

4位に公平選手。
以前に比べて太ももが大きくなったのかな??
年齢的にカラダがまだまだ変わる時期だと思うので、まだまだ速く、強くなるはず。
経験値も世界選出場やアジア選での優勝と着実に積んでいるしね。
バニーホップが得意だそうだし、日本のニノ・シューターになって欲しいとオッサンは勝手に願うわけですよ(笑

DSC_2453-1-1 (2)

こちら、喜輪の鈴木選手。
合田選手と同様、強過ぎるサラリーマン選手の1人であります。
昨年末、とある忘年会でご一緒し、同郷であることが判明。
ウチの地元は首都圏ではあるけど、海と畑しかない田舎なんですよ。
同じ空気吸って育った選手がトップライダーであることは、理屈抜きで嬉しいものですね。

DSC_2467-1 (2)

この時点で、井本選手は9位だったのかな?
この日の井本選手は、走り姿がとても力強く、凛々しく見えた。
帰宅して写真を整理していても、やっぱりそう思ったね。
レース後にキプロスの話を聞いたら、自転車が折れると思ったそうな(笑
そのとんでもないレース体験が、かなり効いているように見えます。

DSC_2468-1-1 (2)

松尾選手は10位前後だっただろうか?
いつも礼儀正しい真面目な選手だし、今年は実社会に出て1人で戦うわけで、こちらもついつい声を掛けてしまう。
オレはカズ選手にも声をかけなかった不届者だけど、まだまだ若い松尾選手には声をかけると決めた(笑。

DSC_2469 (2)

i-nacの2年生となった西田尚平選手。
松尾選手と同じ北海道の星であり、やはり非常に礼儀正しい選手。
もうね、アップ中にこんなオッサンにまでニコニコしてくれちゃうと恐縮しちゃうよ(笑。
この場所は風が吹き上げてくるので、大変に風が強い。
今年はどこまで上がってくるか、気になる選手の1人であります。

DSC_2473 (2)

4周目。
ついに亮選手がトップに立つ。
小野寺選手の姿は見えない。

DSC_2481 (2)

小野寺選手は少し間を置いて2位。
この選手に関しては、この先このままの位置にいるかどうか判らない。
また突然ペースアップするんじゃないか、そんな思いで見送る。

DSC_2501 (2)

3位は中原選手。
昨年のカズ選手と同じジャージを着ているけれど、体格は全く違う。
カズ選手、今のXCはパワーがないと世界で戦えないと言っていた。
軽やかに走ったカズ選手と異なり、中原選手はパワー感のある太い走りの選手になる気がする。

DSC_2504 (2)

4位は公平選手。
後に小笠原選手がピタリと貼り付く。
もともとXCのトップライダーである小笠原選手、この位置で走っていても全然不思議はない。
今はエクステラやトライアスロンに出ているせいか、気象条件と走行状況を巧みにすり合わせた走行術のように見えたね。
これは明らかに年季だろうし、したたかさも世界に出ようとする選手には必要なのでしょう。

DSC_2507-1

井本選手と松尾選手が続く。
この2人はともに松本在住だそうで、一緒に遠征してきたそうです。

DSC_2513

DSC_2518

最近は、いかに竹田さんを美しい自然に溶け込ませた写真を撮るかも1つの撮影目標だったりする(笑。
今季のバイクはスカルペル29er。
お店にお邪魔した時に見せてもらったけど、見るからに頑丈そうなフレームで、26インチのそれとは全く印象が異なる。
新しいLeftyも、想像した通りの剛性向上を感じましたよ。
ストローク感もいいけれど、初期Leftyが持っていた柱のような剛性感が復活したのがいいね。

DSC_2538

5周目。
亮選手がビュンビュン飛ばす。

DSC_2548-1 (2)

まだ本調子じゃなさそうだったけれど、それでも後は付いてこない。
フィジカルもさることながら、アスリートとしてのメンタリティも強靭極まりない亮選手。
今年も亮選手がかっ飛ばすレースが多くなりそうな予感。

DSC_2550 (2)

それだけに、小野寺選手の復調を強く強く願っています。
昨年はカズ選手がいて、名勝負が幾度も繰り広げられた。
同じことができる選手は、小野寺選手だと思うんだよね。

DSC_2559-1 (2)

5周目
トップの亮選手はもう完全に独走状態。
亮選手好きとしては嬉しい反面、エモーショナルな亮選手にはゴリゴリレースがやっぱり似合う気がする。

DSC_2575 (2)

2位、中原選手。
中原選手がキャノンデールで走ることは以前から知っていたのだけど、気持ちが乗ってるね。
そのぶん、今季は大きく飛躍しそう。
10年前のカズ選手がそうであったように。

DSC_2588-1 (2)

3位は小笠原選手と公平選手のガチンコ。
この日の公平選手は盛んに前を見ていた印象があるね。

DSC_2591-1 (2)

小野寺選手は5位に。
コーステープが絡まったりして停止を余儀なくされたらしい。
風が強いと色々なことが起きるもんだなあ・・・。

DSC_2599-1 (2)

6位は祐樹選手。
病み上がりとは思えぬシャープな走り姿。

DSC_2605 (2)

6周目。
亮選手のトップは変わらず。
昨年の緑山は、メリダチームの初レースだったね。
斉藤ショー」と称してネタにしてから一年。
今年はチャンプバージョンの斉藤ショーが展開されている。

DSC_2648-1 (2)

中原選手は2位で単独走。
ダンシングしているシーンはカズ選手でもよく撮ったけど、やはりタイプが違うね。
カズ選手も29erで走ったけど、ハンドル幅は600くらいだった。
中原選手は700くらいあるのだろうか?
ガシっと開いた腕、丸太のような足。
非常にパワフル。

DSC_2650-1-1 (2)

3位、公平選手が単独に。
ここからの公平選手は獰猛だったね。
前が見える区間に出ると、前を行く中原選手をさかんに目で探していた。
レースを見ている実感がして、カッコいい姿でした。

DSC_2654-1 (2)

井本選手、やっぱり去年と違う力強さを強く感じた。
ワークスチーム2年目だし、どこか吹っ切れたのだろうか?

DSC_2677 (2)

昨年のJ1白馬で井本選手とガチンコやってた松尾選手。
あの時はゴール後に倒れちゃったんだよね。
今年も見たいね、ああいう勝負。

DSC_2688 (2)

7周目。
亮選手、会場にいたカズ選手とも談笑していたね。
お互い頑張ろうぜ!」と、毎回握手していた亮選手らしい声をかけていました。
今年のアジア選は亮選手が行く。
問答無用のアジアチャンプである幸平選手と共に、今年は亮選手が共同戦線を張るわけだ。
亮選手にどういう化学反応が現れるか、かなり興味深いところ。

DSC_2719-1 (2)

中原選手は亮選手からそれなりのタイム差。
今シーズン、この差をどこまで詰めるか、そこが楽しみ。

DSC_2734

公平選手もアジア選を控える。
チャンプだけにマークもキツイだろうね。
そこを振り切って、また大きな経験を積んで欲しいもの。

DSC_2756-1

8周目。
ここは新たに追加されたループのヘアピンドロップオフ。
それぞれにラインが違い、見ていて面白かったね。

DSC_2848-1

DSC_2855-1

DSC_2865

同郷の星、鈴木選手の会心の一枚(^^)

DSC_2893-1

9周目。
このへんになると、今が何周目なのか判らなくなってたよ(笑
順位はほぼ固まり、各選手との間はそれぞれに間隔が開いていたね。

DSC_2909

DSC_2932-1-1

この写真は、木が生えていない区間が多い緑山ならではって感じがします。
空が抜け、天気が良いとカメラもご機嫌なようです(笑

DSC_2921 (2)

DSC_2949 (2)

DSC_2952 (2)

DSC_2962 (2)

10周目。
この場所、ゴールからちょっと距離があるのだけど、まだこんな場所にいる。
周回数を見失ったせいでゴールが撮れなかったという、シクロクロス撮影にありがちなミスをした(笑
今日も完全なる斉藤ショーが展開されたね。

DSC_2983-1-1

DSC_2993 (2)

DSC_2998-1 (2)

最終周回の最後のセクションでも、公平選手の目は中原選手を追う獰猛さを見せていた。
J1表彰台の顔触れも、大きく若返る予感がします。

DSC_3002 (2)

オレとしては、今年は井本選手にも注目。
まだ上に行ける選手だと思うので、この調子でシーズンインして欲しいところ。
期待してますよ!

DSC_3015-1 (2)

松尾選手はいっくんやカズ選手を通じて知った選手なので、今年で見つめ始めて3シーズン目だね。
あの端正な走り姿とパワフルな体躯でガンガン上がっていって欲しいし、中原選手とのガチ勝負にも期待しています。

DSC_3019-1 (2)

というわけで、J2緑山は終了。
優勝は亮選手、2位中原選手、3位公平選手、という結果に。
新鮮な顔触れだなあ~。

DSC_3059 (2)

いやいや、今季のJは想像以上に若手が伸びそうだと思った一日でした。
リオに向けての攻防はもう始まっているわけで、この先勢力図がどう変わるか興味深いところ。

以上、カズ選手は今週末の伊吹山ヒルクライムでロードレースデビューするよというお話でした(^^)

DSC_3071 (2)

皆さん、今年も忘れないでね(笑

vcan

4 Responses to 斉藤ショーと若手の萌芽、J2緑山2013

  1. NOBRAND says:

    浅沼さん

    拙文拙写にコメントいただきまして恐縮です。
    おかげ様で緑山がすっかり気に入ってしまいました(笑
    今回はベルちゃんがプレジデント務めたと知り、ビックリしました。
    今後ともよろしくお願いいたします!

  2. NOBRAND says:

    たけちゃんさん

    今年のJは勢力図がかなり変わりそうですね~。
    サラリーマンの端くれとしては、スーパーサラリーマン選手の皆さんに壁となって欲しいところです。
    てんちょさんは日本のティンカー・ウォレスを目指す??(笑

  3. 浅沼照男 says:

    写真並びに写真のコメント拝見しました。ありがとうございます。
    本大会主催者:浅沼照男

  4. たけちゃん says:

    若い子の台頭が激しくなってきましたね。嬉しいことです。
    でももう僕では抗って杭打ちすることは叶わないなぁ。
    その辺はプライベート上位のG選手達に任せるとしましょう。

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。