95F2000 restoration is now in progress (3)

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レストア中の1995年型のキャノンデールF2000。
前回このネタに触れたのは昨年の12月だったのだから、物凄いちんたらペース。
時間もなかなか取れないのですが、少しづつ進めてはいますよ。
塗装を行う直前までは来ております。

塗装といっても、オリジナルの塗装を剥がして全塗装することは考えていない。
ガキの頃に憧れたのはこの色そのものなので、塗り直してしまったらオレにとっては価値がないわけだ(笑。
なので、フレームを補修した部分、剥がれている部分をタッチアップをするだけ。
「だけ」と言っても、うまくやろうと思ったら結構大変。

これはチェーン落ちでザックリと裂傷を負ったBBシェル。
金属パテを充填し、成形したあたりは昨年にネタにした

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現在はこのような状態であります。

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こちらはチェーンが叩き付けられて塗装が剥がれたチェーンステイ。
出荷時から厚みのあるプロテクターが貼られていたのだけど、トップギアに近い方はチェーンが直接当たっていたんだね。
これはボロボロになっている塗膜を広めに剥がし、面を整えるしかない。

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点々と剥がれた塗装をスクレーパーでバキバキと剥がし、一つの面にする。
いくら直すためとはいえ、フレームに刃を立てるのは心が痛む辛い作業でありましたよ(笑。

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面が出たら、#400くらいのサンドペーパーで均す。
この時、塗膜の各層が露出するように周辺を広く削り出す。
現在はこうなっております。

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銀色の部分はもちろんアルミだけど、塗膜が3層になっておりますね?
一番下は着色層で、赤い色そのものの層。
上の2層はトップコート層で、透明で頑丈な塗料が吹かれている。
塗膜構造を極端な図にするとこんな感じ。

PaintConstruction

トップコート層が着色層より幅が広いのは、それだけブ厚く吹かれているってこと。
当時のキャノンデールのフレームがギラギラとした艶を放っていた理由の一つだね。
トップコート層が2層に見えるのは、2回塗りしたからでしょう。
塗装の途中でロゴなどのデカールを貼り込む工程も入るので、それも関係あるのかもしれない。

当時のキャノンデールが使っていたウレタン塗料は、ケブラー繊維で有名なデュポン社のイムロンという自動車用塗料。
イムロンを直接扱ったことはないけれど、ウレタン塗料は塗料に混ぜた硬化剤と化学反応して硬化させるのが普通。
極端に言えば、「乾く」のではなくて「固まる」わけですよ。
なので、塗り重ねる度にサンドペーパーで表面をザラザラにする作業をしないと剥がれやすくなる。
「足付け」というやつだね。

ただね、キャノンデールみたいな大量生産の工場でそんなことをやったら、明らかに生産性は悪そう。
足付けで手加減間違えて色を剥がしちゃったらやり直しになっちゃうわけだし。
なので、1層目の上に足付け代わりのプライマーみたいなのを吹いて重ね塗りしたのかもしれないね。
であれば、層間にこんな模様が出るのも頷けるのだけど。

いずれにせよ、今はこういう状態にしてあります。

PaintConstruction01

これを各層ごとにマスキングし、塗料を吹き分けて補修しようというわけ。
老眼鏡は必須かもしれんw

PaintConstruction02

めんどくせえ、赤い色をペっと吹けばいいじゃん
と思う人も多いだろうけど、それをやるとこういうことになる。

PaintConstruction03

透明なトップコート層がないので、艶の状態は歴然と違ってくることになる。
それに何より、クリア層の上に乗った塗料がオリジナルの塗膜に影を落とすので、陽が当たるとかなり目立ってしまう。

PaintConstruction04

この頃のキャノンデールのようにテカテカな塗装の時は、この影が結構目立つんですよ。
プロじゃないから全く判らないようにはできないにせよ、回避できるなら手は尽くしたいわけでね(^^;
うまくいくかどうかはわかりませんが。

これはトップチューブの傷。
たぶん、転倒時にハンドルが振られ、ブレーキレバーが当たったんでしょう。
ここは目立つからね、カメラで撮影してパソコンの大画面で確認するくらい神経質に削ったよ。

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MTBなので、フレームには細かいチップがたくさんある。
白いチップはトップコートに傷が付いただけなので、ウレタンクリアを点付けして済ませるつもり。
こういう傷は水で濡らすと見えなくなるので、見分けるのは簡単。

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最大の問題は、色合わせ。
赤という色は非常に難しい色で、少しの加減で色味が全く違うものになるんだよね。
アメリカではイムロンの補修用塗料は売っているようだけども、可燃物なので飛行機に載せられないから個人輸入できない。
日本では一部の輸入自動車屋さんが扱っているようだけども、Viper Redを少量なんて相手にされるわけがない。
さてさて、どうしましょうかね・・・?

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One Response to 95F2000 restoration is now in progress (3)

  1. ちよ says:

    初めまして、こんにちは(現在、夜ですが)
    「cannondale saeco」の検索キーワードから来ました。
    こちらの自転車は組み上がったのでしょうか?
    自転車ビギナーではありますが、様々な縁からcannondale saecoのフレームに大変興味も持ちまして、最近になって色々調べている次第です。
    しばらく更新されていない様ですので、お忙しいかとは思いますが、いつか拝見できればと願っております

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