個性の祭典、岩岳Single Speed MTB Japan Open

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上の写真を見て、遠き青春の日々に思いを馳せる方はきっと岩岳世代ですね(^^)
長野県北安曇郡白馬村、駐車場から眺める岩岳の佇まいは今もあまり変わっていない。
違いと言えば、「岩岳」と書かれたサマーゲレンデがなくなったこと、ゴンドラ建屋の色が変わったくらいでしょうか。
当時よりクリアに撮れるようになったカメラの質も変わったね。

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シングルスピード(SS)のMTBレースが岩岳で開かれるよ、と聞いて、「うそ!?」と思った。
岩岳と言えば、20世紀末の日本のMTBシーンの中心地。
ここがなければ、たぶん富士見もないんじゃないか?と思えるくらいの存在感があったもんです。

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それがなくなっちゃうと聞いたのは、10年以上前のこと。
スキー場としての岩岳はなくならないけど、夏にゴンドラを動かすことができなくなったと。
世間の世知辛さを肌身で実感する年令になっていたこともあって、青春の終焉というものを強く感じた出来事でもありました。

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同時に、MTBという乗り物の社会的な意味を強く認識した出来事でもあったね。
若さに任せて「好きだ、楽しい、景色いい!」というだけで乗っていたけど、それでは世間は通らないというか。
今思えば、大人の階段登りまくり中だったとしか言えない。
こういうのはMTBに限ったことじゃなく、機材スポーツ全般に言えることだと思うけれども。

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とまあ、クドクドと遠き日々に思いを馳せずにいられない岩岳とMTB。
この記念すべき復活の日に開催されたのは、当時のチャンピオンレースではなかった。
マニアの祭典、シングルスピードMTBの選手権であります。

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レースのメイン会場は、ゴンドラから少し離れたホワイトプラザ前。

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ブースが色々出ていたけれど、最先端機材が並ぶJシリーズのそれとはだいぶ違う感じ。
個性豊かなアイテムが目に付いたね。

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名古屋の有名店、Circles。
あのへんの方々のおしゃれな雰囲気、自分には真似できないので寂しいのですけどね(笑
扱ってるアイテムはどれもこれもジロジロ眺めちゃうものが多いです。

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Vassagoはブースもさることながら、自転車がたくさんいました。
シクロクロスでのIFあたりの存在感に近いかもしれないね。

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MTBではあるけれど、どちらかと言えばシクロクロス方面でよく見かける感じ。
トップレーサーを頂点とする方向とは違う方に向いたベクトルで、自転車そのものを楽しんでしまう感じ。
個性強い品々は見ていて飽きませんね(^^)

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シングルスピードのレースなので、集まる自転車も個性的なのが多い。
リアルに古いもの、最新のもの、新しけれど古い香りを放つもの。
Jシリーズにもいそうな機材といえば、Ninerくらいだっただろうか?

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こちらは1996~97年頃のキャノンデール。
一目見て年代が判る自分が大好きだなw
キャノンデールバカのブログとしては、嬉しい出会いでありました。

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今見ても太くてヌメヌメで確たる個性を放つフレームですが、駆動系がSS化されてシンプルになると、それが一層強調されて見えたよ。
古くて新しいアイテムの一つであるスキンサイドのタイヤはパナレーサーの現行品。
シルバーのハードウェアやスキンサイドのタイヤなど、クラシカルなパーツとエキセントリックなフレームが放つこの佇まい。
これぞ往年のキャノンデールのカッコ良さですよ。

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こちらはJシリーズ参戦中の布袋田選手のバイク。
メンテナンスしているのはお久しぶりの延澤さんではないですか。
お会いするのは2年前のスノーハープ以来かな・・・?

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右のスペシャライズドはSSではないけれど、何ともいい雰囲気。
パーツ変えつつ乗り込んできた愛車感、こういう佇まいは大好きですね。

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こちらは懐かしいRSタイチのサスペンションフォーク。
93年頃のもので、あのショーワ製。
当時、オレをMTBに引きずり込んだ悪友が使っていたけれど、お目にかかるのはそれ以来。

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今回はね、レース開始時間まで岩岳の頂上で山を眺めていたのですよ。
ちょうど白馬が三段紅葉の時期でもあったので、紅葉を堪能しておりました(笑

なので、コースを全く歩いていないから、メイン会場周辺でしか撮ってない。
ネット上に色々出てくるだろうから、オレが撮るまでもないしね(笑

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個人的には、岩岳をMTBが走り回るのを眺めるだけで胸一杯。
躍起になってファインダーのぞいてると場の空気と別の世界に入ってしまったりするし、それじゃ何か悲しいし。
往年の岩岳とは違い、普通の格好をして走る人がほとんどいないのも面白かったし(笑

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持久系競技でこの格好も、普通に見えるくらい。
往年の岩岳は、こういうカッコのライダーがほとんどだったね。

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撮らないと拉致されそうで思わず撮ったw

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この写真に至っては、一体何を見ているのか判らなくなったw

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女性陣も凝った仮装をしている方が目立ちました。

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こちらは男性w

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この日の白馬は最高の天気で、朝にはこんな荘厳な光景を眺めていたのですけどね。
なんというギャップでしょうかねw

レースを眺めていて、岩岳をMTBが走り回る事実への嬉しさはもちろんあったのですが、やっぱり当時とは色々違う。
当時はみんな26インチだったし、SSもまず見かけなかったし、普段見るのはダウンヒルバイクだったし。
春岩や秋岩では仮装して走る人もいただろうけど、それがメインになるわけでもなかった。

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その違いに気付いた瞬間、やはり寂しさも覚えた。
けれど、次の瞬間にこう思ったわけですよ。

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「あー、あの頃のMTB乗りは個性的なライダーが多かったな」とね。

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うまく言えないけれど、進化の過程にあった不自由な機材。
それをうまく乗りこなす姿には、人間くささが入り込む余地が今以上にあったと思うのですよ。
乗る人らしさが如実に出ていたというか。

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そんな中で、「スタイル」という言葉を本当によく見かけた。
国内外を問わず、自分らしい走り姿を重んじる価値観を持ったライダーが今よりも多かった気がする。
ジョン・トマックみたいな爽やかエリートな選手もいれば、ピストル・ピートやショーン・パーマーみたいな悪太郎もいた。
いずれにしても、みんなカッコ良かったことには違いない。
今見たら笑っちゃうほど動かないサスペンションでも、カッコいいライダーはやっぱりカッコ良かったからね。
そういう意味では、この岩岳で個性が集うSSレースというのは感慨深いものだなと素直に思えた。

もちろんこんなのはオレの勝手な憧憬であって、SSJは2014年のMTBを楽しむ今時のレース。
来年はここで世界選手権が開催されるというから、尚のこと見応えのある世界が創出されるのでしょう。
ちょっとね、これは実に楽しみな岩岳イベントだなと思うんだよね。
来年はちゃんとコースを歩いて、真面目に写真撮ってみたいなと思った今年のSSJでありました。
できれば絶景の頂上にコースを引いて欲しいのだけど、走る方は地獄かな・・・?(^^;

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