New magazine, “MTB only XC”

古くからの自転車専門誌がロード偏重になって久しいけれど、MTBの雑誌もいろいろ出ている昨今。
また新たな雑誌が出たようだね。

MTB Only XC」という名前です。

古くからMTB記事を書いている方とか、アーティスティックな写真を撮るカメラマンとか、そういった方々が今のXC世界を切り取った内容。
世界のライダーだけでなく、今季のJシリーズXCOを総括している。
従い、カズ亮対決のことも書かれているし、片山梨絵さんのインタビューも載ってます。
特筆すべきは、これからのJを担うであろう若きライダーたちの記事が多いこと。
オレなんかは面識がないので声は聞けないから嬉しいね。
若い彼らもこういったインタビューを今後数多くこなしていくのだろうから、なかなかレアな記事かもしれない。
来季以降のJシリーズ観戦を楽しんでみようという人には、強くお勧めですよ。

MERIDA MIYATA CUP 2012


メリダ・ミヤタカップに行ってきたよ。
今回は珍しく走ったんだけど、まあ酷い走りっぷりでした(^^;
もはや自転車好きというより、自転車写真好きなので、今さら気にしないんだがね(笑


伊豆半島をひたすら南下し、大島が真横に見えてくるようになると、そこは稲取。
あと少しで下田、という場所であります。

今回は、たっちゃん、さんきちさん、たろっぱさん、オレの4人で耐久に出る。


たろっぱ女史は、先日のJ1白馬で配られた亮選手のチャンプ記念Tシャツをいそいそ着込む。
これ着て亮さんに突撃する!
と息巻く(笑

駐車場から会場移動。
ブースエリアでは皆さんにご挨拶。
徐々に話せる人が増えていくのは、純粋に嬉しいもんだね。
ホルメンコールさんのブースでは、亮選手とご担当の方とお話を。
チェーンオイルの施術について興味深い話を聞けたんで、試したら書きますよ(^^)

WAVE ONEさんのブースでは、亮選手のジャージが吊るされていた。
このジャージ、とっても欲しいんだけど市販していない。
カッコいいのに・・・。

会場に入った時はちょうど親子レースの時間で、亮選手がチェッカー振っていたのかな?
ブースエリアには、この後に行われるエキシビジョンレースのために、続々とエリート選手が。
シーズン終了直後のせいどうか知らないが、賑やかな顔ぶれでしたね。



そして、写真撮りながらモタモタ歩いているオレの真横をスーっと通って行ったのがこの人。
史上最強の女子XCOライダー、ガン・リタ・ダーレ・フレシャであります。
ひょ~、カッコいいね!

なにせガンリタだからね。
世界のプロライダーどころか、歴史的な選手。
そっけないかなと思いきや、非常にフレンドリーだった。
嫌な顔1つせず、1人1人の目を見て丁寧に話しかけるんだよ。
真のプロフェッショナルだね。

いっくんであります。
会うなり緊張の面持ち。

なんと、エキシビジョンレースでのペースカー役を仰せつかったとのこと。
エキシビジョンレースの最初の2周はパレードランであり、先導するいっくんを抜いてはいけない。
つまり、いっくんは日本のトップライダーや、あのガンリタを率いて走るわけ。
お~、こりゃ凄い(笑

親子レースでのお役目を終えた亮選手も、急いで招集場所へ。
ホストチームのエースだけに、大忙しのようです。

しかしこのミヤタカップ、今回で26回目を数えるらしい。
オレが自転車始めた時には既にあって、場所も比較的近いので、出ようと思ったこともある。
日本国内でこれほど長く続いているMTBイベント、あるのだろうか?

国内外のメリダライダー(とマナブさん)。
やっぱり壮観だね~。


女王同士の2ショット。
これも凄い写真。


さて、いっくんの出番も近付いてきた。

ちなみにこの時のいっくんのバイクは、メリダの29er。
背丈があるから似合ってたね。
29erをダートで乗るのは初めてだったらしいけれど、定評あるメリダの29erはどうだったかな?

そして・・・

いや~、何度見てもこれは凄い光景だな・・・(^^;


静かにレースはスタート。
予定通りいっくんが先頭を引くのだけど、何とも言えない表情だねえ。
後続には小野寺健選手、亮選手、ガンリタ姉さんの姿。

子供達の先導はやったことあるけど、まさかこんな偉大な先輩達を先導するとは思わなかったそうな。
先頭の自分が転倒したら大変なことになってしまうと思い、丁寧に走っていたようです。

ガンリタ姉さんは、片山さんと共に後方で追走。
この日は体調が優れず、パレードランの2周で降りることに。
ご本人もこれは悔しかったようで、来年もまた来ると言っていたようです。

パレードランが終わると、ガチレースが始まる。
すると、コース上にこんなものが出現(笑
しかも、2台も設置された。

このジャンプ台の高さは結構高かった。
29erホイールの半分ほどだろうか?

スタッフを務めたマナブさん。
今回は本職の写真でもお勤めがあったようです。

エキシビジョンレースは、見世物レース。
メリダチームの監督が展開を解説。
何せ賞金5万円ですからね~!

ジャンプ台、さすがに各選手キレイに飛んでいく。
芝生上なので、競馬の障害レースみたいにも見えたね。

井本選手は26インチ。
ジャンプ台の高さがよくわかる。

今季はJ1エキパで強さを見せてくれた竹内遼選手も飛ぶ。

どんな時でもカッコよく写ってくれる、マツジュンこと松尾選手。
相変わらず、パワフルな体躯にスタイリッシュなフォーム。
お世辞でも何でもなく、彼の写真にはハズレがないんだよ。
オレのピントが合わない場合を除いては(笑

そしてレースは鈴木選手が小野寺選手を振り切って優勝~!
昨年に続く2連覇だそうで、ミヤタサイクル社長から5万円ゲットでありました。


今回のイベントで嬉しかったことは、やっと松尾選手と話ができたこと。
i-nacを卒業するので来季はこのジャージじゃないけれど、抱負を聞かせてくれたよ。
U23世代は大人の入口に立ったばかりの年頃。
スタイリッシュでパワフルな走り姿はまだまだ磨かれていくと思うんだ。
それが今からとても楽しみ。


さて、耐久の時間だよ。

スタートライダーはたっちゃんなんだけど・・・。


あれ?来ないなあ・・・?

あ、いた!(笑

とりあえず、最初は全員一周交代ということに。

このところあっちこっちのイベントに出まくりのたっちゃん。
エースの風格も出てきた?(笑

2番手はさんきちさん。
つ、辛そう・・・(笑


こちらは女王のまま引退した片山梨絵さんと、元世界選代表の田崎綾さん。
喫茶店みたいだ(笑

次、たろっぱ女史。
さすがにRYO#1のTシャツは脱いだらしい。
汗みどろになったら勿体無いもんね(笑

こちらは1時間耐久にソロで参戦のsinさん。
見るからに速そう~。

戻ってきたたろっぱ女史。
このところ気合入れて練習していたし、見るたびに走りが変わってますねえ。
昨年の今頃はMTBにすら乗ったことがなかったんだよ。

難病から復活した辻浦選手。
この姿、待ってましたよ(^^)

XCOを撮るカメラマンは大勢いるけど、この方の写真はいつもカッコいい。
J1白馬で飾られたカズ選手のバナーは、この方の写真じゃないだろうか?
ご自身が写る時は、おどけてくれました(笑

いつの間にか、周囲の友人がみんなお友達になっちゃった田崎綾さん。
世界選手権に何度も出ている凄い人なのだけど、オレの周囲でそれを知るのはオレ1人だった。
つまり、みんなそんな凄い人とは知らずにお友達になっちゃったわけ。
そのあたりに、お人柄を感じる素敵な選手でありますね(^^)

恐らく、オレのカメラを探しているいっくん(爆

見つけた後は、すまし顔。
いいね、そのショーマンシップ(笑

ちょっとおどけたポーズがよく似合う滝下さん。

我がチームのエースはカメラなんぞ気にしない。
口にチャックして走り続ける(笑

sinさんはずっとガチレースを展開。

しかし・・・(笑

うーむ、今日はカメラ目線もらうことが多いぞ(^^;
いっくん~(笑


折り返してきたいっくん。
白馬でも一杯撮ったし、今年の年賀状の写真には困らないよね!(笑

我らが2番手さんきちさん。

2巡目は2周づつということにしたんで、苦悶の表情で2周目へ!
こういう表情が撮れると、撮った方としては嬉しいもんです(^^)

軽々周回する竹内遼選手。
今年は危なげなく勝つ姿を見せてくれたけど、来年はどんな走りを見せてくれるか楽しみだね。


今日が引退後の初レースだったらしい、片山梨絵さん。
選手としての重荷を下ろしているためか、とても清々しい表情で走っておりましたよ。


あ、さんきちさんが戻ってきた。
いい表情してるねえ~(笑

今回はミヤタサイクルの方々も参加しておりました。
富士見でお写真撮らせていただいた方だと思います。

たろっぱさんが1周目を終えて戻ってきた。
この表情覚えておいてね。

ほれ。
たっちゃんにビデオカメラを向けられたらニコニコ。
さすが女優(笑

あ~、次はオレだ・・・。
ちなみに今回のコース、芝生路面・少しガレた土路面・スムースな小砂利路面が混ざっていた。
バネのようにしなるフレームのFlashにはずいぶん助けられたよ。
エリート向けの純レーサーではあるけど、オレたち素人にとっても非常に乗りやすいと改めて思った。
軽さもそうだけど、オレとしてはゼロユニット・ゼロピボットのフルサスとも言える感触の方を気に入ってる。

今度は2周も走らなきゃいけない。


最終コーナー立ち上がりでの松尾選手。
彼は自然と端正なフォームになる。

これがオレ。
酷いもんだ(笑

まあね、春先の緑山の頃からかなり太ったからね。
サイクリストとしては標準的であろう後の方と比べると、何もかもが違うよね(笑

写真から漂う、牛のような鈍重さ、自分でも嫌になったよ(^^;

そして、幅で進路を塞ぐ(笑

談笑しながら走るエリートライダー。
そうなんだよ、今日はこういうコースのはずなんだよ(笑

でも、同じ場所で死にそうになっているオレがいた(笑

今日のいっくんは始終楽しそうだったね。
大役を仰せつかった反動もあったかな?(笑


チャンプはさすがにカッコいい。
オレと同じ動物のはずなんだけどね(笑


で、またオレの番。
12分で戻ってくれば、もう1周だって。
期待に応えたくない~(笑

で、何とか間に合った。
このとき既に、絶対に交代することを決めていた(笑

ゲートが閉じられ、ベルちゃんがチェッカーを振る。
いやいや、皆さんお疲れ様でした!


最終走者たっちゃん、最後にゴールスプリント!
30チーム中で11位でしたよ(^^)


ガンリタ姉さん、まだまだお仕事。
サイン会、プレゼンターと大忙しであります。


サインはゼッケンにもらったよ。
亮選手、井本選手、ガンリタ姉さん。

しかしオレはさらに完璧を求めるため、監督からもサインゲットであります(笑
かなり書き慣れたサインですねえ。

モデルみたいな立ち姿の亮選手。
Jシリーズのコミッセールを務めるベルちゃんによれば、受付に現れる時の私服は常にベストドレッサー賞モノだそうな。
今回のポイントは襟元でしょうかね?(^^)

井本選手ともども、一日遊んでいただいてありがとう~!

というわけで、26年目のメリダ・ミヤタカップは終わった。
今回は昨年より100チームも多かったそうで、過去最高の参加者が集まったとか。
現役エリート選手が生まれる前から続いている、というのは単純に凄いこと。
緑山もそうだけど、雰囲気の良さが心地よかったので、固定ファンも多いのかもしれないね。
参加者の皆さん、ミヤタサイクル、メリダチーム、運営関係者の皆さん、お疲れ様でした!

J1白馬いろいろ

早いもので、白馬のJ最終戦からもう一週間が過ぎちゃいましたね。
最近は、男子エリートのレース写真の整理と公開の後、いろいろ写真の整理と公開をするのがパターン。
それでも一週間もかかることはなかったんだけど、やっぱり白馬は遠かった、ということなのかな?


男子エキスパートでは、若い選手を眺めるのが楽しみ。
若いどころかまだ成長過程なので、見るたびに変化を見せてくれる。
オレなんかより皆さんの方がよほど彼らに詳しいと思うけど、気になっているのがこの2人。
山田将輝選手(Limited 846)と竹内遼選手(ProRide)。
山田選手はレース前半にトップを爆走。

竹内遼選手と競り合い続ける。

身長は170cmを越えたらしい。
170cmのカズ選手も「抜かれた~」と目をパチクリ。
「こーんな小さかったんですよ!」
と、感慨深そうな顔をしていました。

彼もエモーショナルに走る印象があって、実に表情が豊か。

シングルトラックから出る場所で待っていたら、全然現れない。
やっと来たと思ったら、オレの前で完全停止。

リアディレイラー曲げちゃいました。あ~最悪!!
ちっくしょ~!!

と悔しそうに走り去っていきました。
この冬には高校受験を控えるそうだけど、来年爆走するためにも頑張って欲しいね。

男子エキスパートで優勝したのは、竹内遼選手。
秋の富士見で独走していた姿が印象深くて記憶に残った選手だね。


見ていた範囲では、今回も危なげない走りだったような印象。
エリートに上がったらどういう走りを見せてくれるか、楽しみな選手の1人であります。

代田義明選手
疲れ知らずの永久機関ボーイズと競り合うってだけで凄いよなあ・・・。

少しづつではあるけど、Jライダーの皆さんとも繋がりができて嬉しい今日この頃(^^)

女子エリート、スタート直前のみちこ様であります。
娘さんもママと異邦人みたいなたろっぱさんに挟まれてご機嫌(^^)

さ、ママにちゅーして
とみちみちさん。

スタートすれば、いつものパワフルライディングでありました。


小さい子供を抱える母上だから、熱出したりしたら大変だと思うのだけどね。
それでJシリーズやシクロクロスをゴリゴリ走り続けているのだから凄い。


そんな麗しくもタフな奥様を持つのはこのお方であります。


多忙な仕事で体調を崩しがちな中で、今シーズンは可能な限り出走しておりました。
凄えなあ・・・。

男子エリート、ゴール後のサラリーマンライダーズ。
フルタイムで働きながらもエリート上位に入るというのは、プロ選手とは違う意味で凄い。
いや、本当に凄い。

そういう意味では、日本で最もタフなライダー達なのかもしれないね。

チャンピオンを決め、表彰式を待つ亮選手。
いや~、やり切った表情をしてますねえ。

チャンピオンを記念して作られたTシャツを息子さんに着せてみる。
や~だ~
と大泣き。
え~、パパの晴れ舞台だよ~?(^^;

完全に着せられても、
え~ん
と泣いちゃう亮ジュニア君でありました(笑

今回のコミッセールは、自転車仲間が多かった。
仕事を終えて遠路白馬まで赴き、冷たい雨の中で粛々とお勤め。

間違えたら大変だからね、気が抜けない役目だよね・・・。

ゆえに、全て終わればこうなるわけだね(笑


日が暮れて晩飯。
カズ選手ご一行は、白馬の「十郎の湯」におりました。



来年はロード転向なので、チームでの集団行動になるであろうカズ選手。
今回はMTB選手としては最後のレースなので、1人チームの放課後時間も最後ってことになる。
無名の高校生だったカズ選手を知る竹田さんも、何となく感慨深げに見えたね。


帰り間際、カズ選手にはこう言われた。
この2日間、めちゃくちゃ楽しんだんじゃないですか?
ああそうですよ。
白馬シリーズ、まだ続くよ(笑

J1白馬、いっくんの魂

J1白馬は盛りだくさんになっちゃって、未だ全部ネタにし切れておりません。
しかも昨夜は会社の飲み会で、早々に撃沈した有様でして(^^;
何とか頑張るよ。

で、今回はi-nacの「いっくん」こと、安川生(いきる)君であります。
このブログでは勝手に「次世代キャノラー」とキャラ付けしているほどの、キャノンデール大好き青年であります。

いっくんとは、昨年6月の富士見で初めて出会ったんだよね。
まだ国内未発売だったCFRジャージを着ていたオレを、キャノンデール・ジャパン関係者と勘違いして声を掛けてくれたのが始まり。
この時見せてくれたのは、2009年にカズ選手が着ていたレプリカジャージ。

いっくんのバイクは、もちろんキャノンデール。
大事に大事に乗っている、まさに愛車であります。

このバイク、ダウンチューブのロゴは本来は白。
でも緑成分が足りないと思ったのか、グリーンのカッティングシートで上貼りしてある。
知り合いの看板職人さんの手によるそうですが、この気持ちが判るおっさんライダーは多いはず(笑

そして、トップチューブには高校時代から憧れていたカズ選手のサインが。

いっくんが通うi-nacは、山本幸平・平野星矢を輩出したいわば名門。
さらに、現在メリダで走る井本選手の高校の後輩でもある。
高校時代にマウンテンバイク部なる部活を作っちゃったそうで、なかなかの行動派。
地元に近い八幡浜では、久々に後輩達と再会したりもしていたようです。

出会ってから1年4ヶ月経つけど、冬には一緒に走ったりもできた。
20歳になったので、今年の冬には一緒に酒も飲めちゃうかな?
熊本の御両親のことを思えば、1人の大人としてバカ騒ぎはさせられませんがね(笑

今季のいっくんは、思うようにならないレースも多かったと思うんだ。
エリートの1つ下、激戦区のエキスパートクラスで猛者たちに揉まれる試練のシーズン。

しかし秋の富士見では調子を取り戻せたようで、いい走りを見せていた。

そして今回、高校生の頃から憧れていたカズ選手のJシリーズ引退を知り、ショックを受けつつも思う所があったらしい。
写真を整理していると、これまでと明らかに表情が違っていたことがわかる。


その思いをスタートからぶつけ、スルっと前方に滑り出していくところは見えていた。
うまいスタートを切ったな、と思っていたら・・・。

なんと最初のループをトップで下りてきた!
いっくんが先頭を走る姿は初めて見たので、これには正直おったまげた。
この時の精悍な走り姿、もはや「いっくん」ではなかったね。
「安川選手」と呼ぶべき姿。

カズ選手にすら滅多に声をかけないオレが、ファインダーを覗きながら思わず
いきる!!
と声をかけてしまったくらいだ。

この姿、カズ選手も見ていたという。
レース後に皆でフロに入っていた時も、この件は話題に出たよ。

この後は順位を落としてしまったけど、この走りには久しぶりに魂が震えた。

前に誰もいない世界というのは、オレも大昔に一瞬だけ経験したことがある(本当に一瞬だけ)。
追いかける相手がいないので、何だか別世界にいるようなフワフワした気分になった記憶があるんだ。
自分1人で追い詰めるしかないのは判っていても、フワフワした落ち着かなさで体が自分のものじゃないみたいに感じた。
それがつまり、先頭を走るプレッシャーというものなのかもしれない。


白馬でのいっくんは、目が違ったね。
20歳も年上のオレは、どうしてもかわいい子という見方をしがちだったのだけど、もう子供扱いはできないなあ。
気持ちの入った、いい表情で走るようになったよね。

フロに入っていた時にカズ選手も竹田さんも言っていたよ。
あれは良かった。ああいう走りをしないと上には上がれない。
とね。
日本のトップライダーも長年参戦しているエリートライダーも、感慨深い顔をしていた。

偉大なる女子チャンピオン、片山選手との2ショット。
カテゴリー違いの女子エリート選手とはいえ、世界で走るライダーとも走ってきたいっくん。

今回いっくんが見せた輝きは、憧れであり、先輩でもあるカズ選手への思いを自分のものにしようとする姿だった気がする。
先人はいつかいなくなるわけで、その時は自分がその場を引っ張っていかなきゃならないわけだからね。
レーサーだろうとサラリーマンだろうと、それはどんな世界でもあること。

若い選手ってのは、写真を撮るほどに表情が変わってくる。
あどけなさ残したカワイイ顔が、どんどん大人の男の顔になってくる。
写真ばかり撮っているオレにとっては、この変化を感じるのは帰宅後の楽しみなんだよね。

今年で先輩の松尾選手が卒業するから、いよいよ最上級生になる。
年下ライダーの面倒を見ることも多いのだろうけれども、先頭を切った時の思いを大事にして頑張ってほしいものです。

優勝したら、おっちゃんが祝い酒飲ましたる。
勝てよ!いっくん!

J1白馬、片山梨絵さんの引退

ご存知の通り、J1白馬で片山梨絵さんが引退しちゃいましたね。
このブログはカズ君ばっかで、そんなオレにはこんなエントリーを書く資格は本来ないと思っているんだけど。
だってねえ、もっとずっと応援されていた方がたくさんいるわけだから。

ただ、最後のレースを見ていてやっぱり寂しかったですよ。
このブログではカズ君のレースを「KAZU2LONDON」というフレーズをくっつけて追ってきたけどね。
「~2~」というフレーズは、言うまでもなく「~to~」という意味。
昔、プログラミングをやっていた頃にデータの中身を加工するような関数に付けていた名前だったんだ。
それをこしらえた直後に、片山さんの「OFFROAD2LONDON」の存在を知って焦ったのも、ここで白状しておきます(笑
いや、本当に知らなかったんですよ(^^;

とはいえ、オリンピックを目指す片山さんにO2Lがあるのなら、カズ君のがあってもいいだろうとも思ったんだよね。
そういう意味では片山さんとO2Lの存在も、カズ君レースを追いかけ続ける大きなモチベーションだったのです。

O2Lはとにかく凝ったサイトで、テンコ盛りの内容でしょう?
このブログはWordPressという既存プラットフォームに乗っているのだけど、今の形になる前に別のブログサイトから移行した経緯がある。
なので制約も多くて、あそこまではできないと判っていた。

それでもO2Lに対して見劣りしないようにしたいなあという思いはあって、写真を大きくしてみたり、バナーを作り続けてみたりとやってきた。
O2Lがなければ、飽きっぽいオレにはとても続けられなかったかもしれない。
そんな片山さんの引退の姿は、オレにとっても強く印象に残るものでしたよ。

レース前日、試走する姿。
この軟体動物の如き身のこなしを見ることもできなくなるんだねえ・・・。

片山さんのゼッケンは「10」なのだけど、試走時にはハートがあしらわれておりました。

レース中の姿。
これまでに撮った片山さんの写真では、一番気に入っている2枚であります。

最後のゴール直前、フィニッシュゲートの前での表情。
この時のオレは結構離れた場所にいたんだけど、望遠目一杯で何とか撮れた。
神々しい表情で、吸い込まれるようにゴール。

表彰後の引退セレモニー。
O2Lの方々でいろいろと仕込まれていたようです。
表彰台の隅にずっと立っていた小野寺選手、おもむろにシャツを脱いだら凄いものが。

ずっと隠し着ていた寄せ書きジャージであります。

カズ選手を書く時にも触れているけど、オレは21世紀に入った頃からほとんどMTBレースに関心を向けなくなっていた。
だから、片山梨絵という選手の存在は名前を知っているくらいだったんだ。

でも、中込選手が当時からトップ選手であることはオレでも知っている。
デビュー時の片山さんとしても大きな壁だったんじゃないだろうか?
そんな大先輩から「GOAL!」と書かれた襷をかけられ、やはり涙を見せていました。

女子XCOの未来を担う若手選手からも。
日本のMTBシーン、なかなか思うようにならない状況とも聞くけれど、有望な若手がたくさんいるというのは大きな宝。
彼女たちがオリンピックを目指すときが楽しみです。

田近選手から惜別のコメント。
オリンピック枠獲得のために、UCIポイントを共に稼いだ戦友でありますね。

白馬と言えば岩岳、という時代には既にトップ選手だった中込選手。
「順番が違うんじゃないかなあ?(笑」
と仰っていました。
オリンピック前の時期、片山さんとの出会いから今日までをご自身のブログで振り返っておりましたね。
一番寂しがっているのはこの方かもしれない。

持ちきれないほどの花束と共に引退していった片山梨絵選手。
今後は学校の先生になるとのことだけど、オリンピックに出場したスーパー先生として人気者になるのだろうね。
本当に、お疲れ様でした!

有終の美、J1XCO最終戦 白馬

J1白馬に行ってきたよ。

結果はご存知の通り、優勝はカズ選手。
2位に亮選手、3位に星矢選手が入った。
女子は片山梨絵さんが優勝し、2位に與那嶺選手、3位に中込選手。
これにより、亮選手と中込選手のシリーズチャンピオンも決定。

今回はただの最終戦ではなく、カズ選手がロードへの転向を発表し、片山梨絵さんは引退。
長らくシーンのアイコンだった2選手だけに、セレモニーも凄かった。
たくさんの写真やレポートがネットを賑やかにしてくれているわけです(^^)
いや~、しかし凄かったねえ・・・。

カズ選手のロード転向により、今季のシーンを沸かせたカズ亮対決も今回で見納めってことになる。
オレたち一般ファンも寂しいが、何より亮選手が寂しがっているんじゃないかなあ・・・?
という思いを胸に、思い出多き白馬の地に5年ぶりに赴いたわけですよ。

日本のMTBの世界には、「岩岳世代」という言葉があるらしい。
岩岳がMTBerで賑わっていた頃に若き日を過ごした世代のことみたいだね。

中央にかすむお椀型の山が岩岳。
この光景に多くの思い出がフラッシュバックする岩岳世代、オレもその1人であります。


今回の会場は白馬村の南の端、白馬スノーハープ。
長野オリンピックでXCスキーが開催された会場だね。
あれから14年、時の流れを感じるねえ・・・。

前日の試走日。
今回はマッドレースが予想されたため、各選手入念にセットアップしていた様子。

今回のコースは、主にジープロードで構成された高速コース。
ジープロードっていうのは、その名の通りジープが通るような道ってこと。
自動車が走れるくらいだから、道幅があって路面も固い。
今のMTBの性能であれば、雨でも転がりの軽いドライタイヤで走れてしまうだろうね。

しかし、後半に設けられたシングルトラックがタイヤ選択を難しくする。
ここは固い粘土層の上に腐葉土が積もった土質らしく、林の中はかなりフカフカだった。

つまり、勝負所をどこにするかでタイヤ選択は変わってくるわけだね。
しかも、レース当日は雨だったから最悪だ(笑


スタート前のグリーンの要塞。
キャノンデールもそうだけど、太陽が出ていない時は蛍光色が非常に目立つ。

亮選手の姿は見えなかった。
レース前に風邪をひいてしまったらしいけれど、監督から持ち直していることも聞いていた。
チャンピオン獲得は春先から公言していたチームの公約であり、存在理由そのもの。
少しナーバスになっていたのだろうか?

今回はミヤタサイクルの社長も来られておりました。
9月の富士見に続いてのご観戦であります。

出走間際、スタートテントでのカズ選手。

普段はアップ直前に来場するのだけど、この日は珍しく朝から会場に来ていた。
朝のコース状況を下見し、タイヤ選択の判断をギリギリまで詰めていたらしい。
既にチャンピオンの可能性はなくなっているけど、最後のJシリーズを最高の形で終えたいところ。

sinさんが最後のメンテナンス。

バイクはCycle Garage PAZの延澤さんが最終チェック。
カズ選手はリラックスしているけど、何となく昨年の八幡浜みたいな緊張感が漂う。

カズ選手の愛馬、Flash29er。
今日で競走馬としての使命を終える。

ワールドカップのムチャクチャなコースだけでなく、車に詰め込まれての移動、飛行機輪行も繰り返してきた。
悩んでいたタイヤは、転がりが軽いのに対応範囲が広いというICONを選択したようだね。
カズ選手本人のレポートによれば、スポークテンションもウエット用に調整していたらしい。
前日に延澤さんがセンターゲージをホイールに当てていたけれど、そのせいだったのかな?

最後のJということもあり、普段より多くの人に声を掛けられていたように見えた。


今日でチャンピオンを決めたい、斉藤亮選手。
こちらも思い詰めるような表情は見せず、声を掛けられれば笑顔も見せていた。

亮選手は今回も26インチバイクを選択していた。
今回もボトルケージの余計なネジは外され、テープでフタをしている。
タイヤはIRCのシラクだろうか?
IRC、大昔にYETIタイヤを使ったきりなんだけど、欲しくなってきたな(^^;

今季は不調が続いて成績が伸ばせなかった昨年のチャンプ、小野寺選手。
そうは言ってもランキングは2位。
亮選手に何かあればチャンプを取る状況にある。

ランキング3位、ジャイアントの門田選手。
レース後に初めて声をかけてみたんだ。
八幡浜の時、弐の槍さんと一緒に焼鳥山鳥に行って大騒ぎしてしまったことをお詫びしました(笑

最後のスタート時間が迫る。

招集、グリッドに着く。


カズ選手、笑顔は見せつつも緊張感。
スタート直前特有の表情になる。

亮選手もウインドを脱ぐ。
何度見ても、この瞬間はこっちまで緊張する(^^;

テープが外され・・・

スタート!
亮選手、小野寺選手が飛び出していく。

カズ選手は今年のスタンダードでゆったりめに踏み出していく。

1周目、中盤のストレート。
1位は平野星矢、2位斉藤亮。
この先のシングルで渋滞にハマると最悪なので、勝ちを狙うならこの時点で前に出ている必要がある。

3位は合田選手。
サラリーマンライダーながら、前戦の白山一里野ではワークスライダーを抑えてすわ表彰台か?という走りをしたらしい。
ある意味、プロ選手以上に驚異的な選手だね。

この時点でのカズ選手は4位だっただろうか?
路面をよく見て欲しい。
長大なストレートでは、このような転がり軽そうな路面が続く。

しかし、この直後のプチ登りはご覧のようにヌタヌタ。

マッドタイヤでも登れるのかわからんが、今日のカズ選手はドライタイヤ。
やはり足を付かざるを得なかった様子。
この後に待つシングルトラックの中は、全てこんな状態なのだ。
さて、カズ選手はどうレースを組み立てる?

小野寺選手はかなり後方にいた気がする。
どうしたんだろ?

1周目のシングルトラックを抜け、バックストレートに選手が戻る。

1位は斉藤亮。
以前と比べて表情が変わってきた気がするのはオレだけだろうか?
今年は「勝ちをもぎ取る!」という闘志を強く感じる。

2位は平野星矢。
今年もずっと海外で走ってきた星矢選手。
カズ亮に絡んで欲しい~!

3位、山本和弘。
しかし合田選手も離れてはいない。
ワークス選手に追いすがるサラリーマンライダーの皆さんはホントに凄い。

しかしこのコース、紅葉が綺麗だったねえ(笑
地元の人いわく、今年の白馬は10年に一度レベルの見事な紅葉だそうな。
雨に濡れてなお鮮やか、であります。
選手が来ない間は紅葉ばかり撮っていたのは内緒だ(笑

今回のレース、もう1つ面白い争いがあった。
inacの松尾選手とメリダの井本選手が、延々と競り合っていたんだ。


正月にカズ選手とタイ合宿に行った松尾選手は、今年はキャノンデールに乗って走ってきた。
井本選手はメリダのワークスライダー。
カズ亮の後輩に当たるこの2人、兄貴分たちの争いに刺激を受けたのだろうか?

2周目。
カズ選手が1位でシングルトラックを脱出。
ごらんのようにヌタヌタズルズルのルーミーな路面。
ドライタイヤでは真っ直ぐ走るのも難しいはずだけど、無難にクリアする。

カズ選手、シングルトラックは押してやり過ごすと決めていたらしい。
ヌタヌタを考えないのであれば、タイヤは転がりの軽いドライ向けでいい、ということになる。
U23時代にシクロクロス世界選に行ったスキルは今も健在。

亮選手は2位。
カズ選手とのタイム差は少し開いていたかもしれない。
前を行くカズ選手を追撃!

3位は星矢選手。
今日はオレにとっても初の雨天撮影で、正直言ってグダグダ写真ばっかしでした。
おかげで写真はブレにブレまくったけど、気にしたらたぶん負け(笑

トップ通過後、シングルトラックに入り込む。

表層の腐葉土の下は粘土層で、意地悪なほどに滑りまくっていた。

ここがツルツルの滑り台セクション。


バイクを降りれば大丈夫、というレベルではなかったよ。
足で下るにも技術が必要で、蹴る力を斜面に垂直に作用させないとズルっと滑る。


3周目。
カズ選手がトップで通過。
乗っていけないことはないが、押した方が速かったそうな。
ここを通過する選手はほぼ全員が押していた。


しっかし酷い写真だね(笑
オレ自身が滑らないようにするのと、雨からカメラを守るので精一杯だったよ。
自転車なんか乗らず、写真頑張らないと!(笑

2位は亮選手。
カズ選手とのタイム差は広がっていたかもしれない。
途中で足を滑らせた後、
おお!!
と雄叫びを挙げて気合を入れていた。
オレが驚いて滑りそうになったよ(笑

このシングルトラックの中は、燃え上がる紅葉の真っ只中。
暗い場所で撮影困難だったけれど、オレみたいな景色優先のMTB乗りにとっては魅力的な場所だったねえ。


トレイルジャンキー竹田さんも押し押しであります。

ほぼ全員が押していたけれど、乗る人もいたよ。
果敢に攻めるは王滝王者、池田祐樹選手であります。
アメリカのビッグスケールなレースで戦う猛者には、どう写ったのだろうか?


4周目。
1位は変わらずカズ選手。
押してはいるが、後続は見えない。
このセクションでほぼ全員が乗らないとなると、このコースはやはり29er有利か・・・?

2位、亮選手が現れる。
なんと果敢に乗って通過していった。
この表情、凄い闘志だよね。
ピンボケだけど、我ながら気に入っている写真(^^)

シングルトラック前のストレート。
若き2人の争いもまだ続く。
「松尾」と「井本」なので、以下「松井対決」とします(笑。
若手の中では飛び抜けてガタイが立派な松尾選手、今年で学校は卒業する。
今後の動向が気になるのだけど、決まったらこのブログにカキコして欲しいね(笑。

井本選手。
今年は井本選手とも話すようになったんだ。
ニコニコした気さくなお兄さんという感じの井本選手だけど、やはりレースではこういう顔。
このギャップがいいじゃないか。

オレと同世代の竹田さん。
レース後に話を聞いたら、泥がグラスの下から目に入ってくるんで辛かったようです。
確かに目が痛そうだね。


5周目。
最初に現れるのはやはりカズ選手だろうか・・・?

1位は変わらず山本和弘。
独走状態は磐石にしたらしく、1人で現れた。

9月の富士見を思い出して欲しい。
あの時、亮選手はテクニカルなコースとバイクをすり合わせ、リスクを強靭なフィジカルで最小化してカズ選手に完勝した。
今回のカズ選手は、ジープロード風味のコースとゴロゴロ転がる29erの特性をすり合わせ、ヌタヌタは乗らずにテクニックでロスを最小化した。
状況は真逆だけど、富士見での亮選手と同じことをやったわけだね。

2位は亮選手。

カズ選手は見えていなかっただろう。
しかし、亮選手の後続も見えない。
富士見と同様、先頭2人のペースが極端に速い様子。

紅葉の中で泥まみれの竹田さん。
この写真、超お気に入りです(^^)


6周目。
カズ選手はトップを独走のまま。
このままいけば、優勝で卒業することができる。

2位の亮選手、まるで
待てよカズ!
と言っているような表情。
トップに追いすがるという意味か、それとも・・・?などと考えてしまったね。

3位は星矢選手。
小野寺選手同様、今年は成績が伸びなかったみたいだね。
幸平選手が去ったBSアンカー、名門を背負って頑張って欲しいもの。

バックストレートにカズ選手が現れる。
今回勝てれば、今季3勝目となる。

偉そうに言える立場ではないけど、本当~に強くなったと思うよね。
昨年とは強さの質が違う気がする。
昨年の八幡浜で勝った時は、スパーン!と飛んでいくようなシャープさが印象に残ったんだ。
しかし、今のカズ選手にはタフで太い強さを感じる。
MTB選手として、明らかに円熟期に入ったと思う。

亮選手も大きく変わった。
今年の朽木でJ1初優勝したのだけど、その後の走りを見ているととてもそうは思えない。
感情剥き出しでエモーショナルな闘志を見せる亮選手の走りが好きだね。
カズ亮対決が今日で終わるのがつくづく残念だけど、まだ山本幸平という壁がいる。
来年の全日本がとにかく楽しみだよね。

松井対決もまだ続く。
兄貴分たちの最後の対決に、弟分たちの競り合いが華を添える。
もちろんこんなのはオレの勝手な想像であって、ご本人達がどういう心境だったのかは知らない。
ただ、延々と続く争いを見ていて胸が熱くなったのは事実。


カズ選手のJシリーズデビューは2001年。
オレはこの年の新井ワールドカップを最後にレースを見なくなったんで、当時は知りません。
仮に当時のオレがカズ選手を見ていたとしても、興味は持たなかったかもね。
なぜなら、オレ自身がまだ若かったから。
きっと竹谷選手や雷太選手に目が行っちゃって、若い才能の青田買いなんて思想は持てなかったと思うよ(笑

北海道の無名選手は、スポーツクラス、エキスパートクラスを2連続優勝し、たった2戦でエリートに昇格したらしい。
その当時、サーキットでの注目度はかなりのものだったんじゃないだろうか?
現在のJシリーズにも、才能溢れるスーパー高校生、スーパー中学生がいる。
だからね、当時のカズ選手の存在感も、ああいう感じだったのかと想像しているのだけど。

U23時代のカズ選手は、多くのタイトルを手にしている。
MTBとシクロクロスで全日本チャンピオンに輝き、ともに世界選手権にも行った。
ずっと好きだったというキャノンデールの看板も手に入れた。

しかし、その後は勝ちから遠ざかってしまう。
勝ちを目の前にしながら、経験に勝る選手に作戦負けしたレースもあったと聞く。
レーサーなのに、なかなか勝てないという歪み。
一体どれだけの苦悩があったのかと思うわけ。

JシリーズXCO、エリート男子での初優勝は、2010年の八幡浜まで待たねばならない。
しかしその後の全日本で失速し、溢れる悔しさをブログにぶつけていた。
勝ちを経験しただけに、悔しさは以前よりも大きかったのかもしれない。
自分は勝てる力があるはず。それなのに何故なんだ!
という思いがあったんじゃないだろうか?

そして、2011年からの欧州遠征にレーサー人生を賭けた。
2011年、春からヨーロッパに行き、八幡浜で優勝するために舞い戻り、また欧州に戻る。
時差ボケを完全に抜くのに2週間もかかったというから、時間軸の狂った中で奮戦していたわけだ。

そして今年、その成果が一気に花開く。
状況を見据えて冷静にレースを組み立てていき、J八幡浜、全日本、アジア選で兄弟ワンツーという夢を叶える。
Jシリーズでもシーズン3勝という大幅な成績の伸びを示した。
亮選手というライバルと共に、日本中のMTBファンを沸かせる見応え溢れるレースができた。
完璧といっていいシーズンを、カズ選手は手に入れた。

MTB選手としてこれからが円熟期に入るであろうカズ選手。
しかし、今日でJシリーズは引退する。
この件、会場でも顔見知りの関係者とも色々話をしたんだよ。

門外漢には意外だったのが、自転車で食っている方々は皆が同じような反応をしたこと。
寂しいですね・・・でも、仕方ないですね。
文字にするとあっさりしてしまうけど、仕方ないという言葉はしみじみしたものだった。
皆さん思うものが多々あるように感じたよ。
皆に愛されたってことだろうね。

オレなんぞは追いかけ始めてせいぜい2年。
それ以前の期間、デビューの頃から応援し続けていた方々がたくさんいる。
そういった方々は、オレなんかよりももっと寂しいだろうね。

カズ選手に引っ張られて見つけたオレの新たな宝物、斉藤亮選手。
2位でゴールし、春先の公約であるシリーズチャンピオンを獲得!!
何だか変な言い方だけど、亮選手を見つけたことはオレにとっては喜びなんだよね。

目を引く走り方してるなあ
と思った選手が、チャンピオンになっちゃったわけですよ。
そういうの、何だか嬉しいことでしょ?(^^)

ゴール直後にパタリンコ。
写真撮っていて、危険な感じは不思議となかったよ。
たぶん、また泣いていると思った。

この2選手の争い、オレたちファンだけでなく、若いライダーも強く印象に残したんじゃないだろうか?
自転車レースは確かに機材を使うけど、それを動かすのは人間。
やっぱりレースでは人間を見たいね。

オレにとっては、この写真は神がくれた一枚。
この瞬間、この表情を撮ることができる場所にいて良かった。

やっと落ち着いた亮選手。
監督も嬉しそうだなあ(笑

あっ!
とばかりに何かに気がついた亮選手。

昨年の八幡浜で見た2人の握手、今はもう抱擁になって久しいね(笑。
最後の最後まで、いいレースを見せてくれました!

チャンピオンになれた喜び、まだ実感なさそう。

今回でサーキットを去るカズ選手と片山さんには、スペシャルバナーが準備された。
昨年の八幡浜の写真だね。
この写真を見て、こういうの撮りたいなあと思ったんだけど、道は果てしないね(笑

表彰式の時、オレは結構冷静だったんだ。
もう見られないんだなあと思うと、寂しさよりも脱力感を感じた。

終わったなあ、という感情で頭が真っ白になっていたよ。
たぶん、オレ自身のカズレース追跡にも区切りがついたからだろうね。
カズ君もやり切った、たぶんオレもやり切れた。

チャンピオンは中込選手と亮選手。
中込選手、オレが自転車始めた頃には既にトップライダーだった。
当時は三田村選手だったと思うけど、本当に頭が下がります。

亮選手は初タイトル。
ここ白馬スノーハープは、XCスキーで全日本チャンピオンを取った思い出の地でもあるんだって。
いや~、これは嬉しいだろうね!

「RYO#1」と書かれたTシャツをブースで配りますと言う。
これね、ちゃっかりオレも戴いちゃいました(笑

チーム表彰。
チャンピオンはもちろんMIYATA MERIDA BIKING TEAM。

監督がコメントするも、男泣き。
Jシリーズでこれだけの存在感を出すまで、相当な苦労があったんだろうね。

監督はオレと同世代。
もちろん自転車の専門家なので、素人のオレとは視線が全然違う。
でも、MTBレースシーンにおいてカッコいいと思うものが似ている気がしています。
であれば、今後もこのチームから目を離す理由は何もない、ということなんだよ。
MTBレース、トップチームはやはりスタイリッシュでカッコいいものであって欲しいもんね(^^)
そこにキャノンデールもメリダもないわけですよ。

表彰の後、カズ選手と片山選手を送るセレモニーが行われた。


いよいよ最後なんだね~という思いが沸いてきたのはこの頃かな?
何だかウソみたいだよね・・・。

というわけで、今年のJシリーズXCOも幕を閉じた。
来年のJにカズ選手も片山選手もいないけど、オレは行きますよ。
そこでオレは何をするのか?
ちょっと考えていることがあるのでそのうちに。

とにかく、皆さんお疲れ様でした~!!

メリダチームのシャンパンパーティーに間に合わなかったのは痛恨の極み!(笑

J1白馬とりあえず

白馬から帰着しました。
結果はご存知の通り、2012年のJシリーズXCO最終戦は男子はカズ選手が、女子は片山梨絵選手の優勝。
マッドレースという難コンディションの中、共に最後のJシリーズを優勝で飾ることができましたね。
シリーズタイトルは男子が斉藤亮選手、女子は中込選手の頭上に輝きました。
明日は仕事なのでもう寝ます。
ガッツリ書きたいことが一杯あるので、少し時間をください(^^;